「フェノミナ[インテグラルハード完全版]」 [*映画]
●監督:ダリオ・アルジェント
●1984年/イタリア
2014年7月7日(月)16:15〜18:30、ムービープラスにて視聴。
昆虫と交信できる不思議な能力を持ち、夢遊病者でもある少女を巡る連続殺人事件。
どんでん返しのどんでん返し、そしてまた、どんでん返し!!!
トートツに挿入されるヘビメタなBGMがお茶目。
(この映画辺りから「ホラーとメタル」という新しい図式が確立されたそうで)
イタリアン・ホラーも\(^o^)/イイ!!
子供の頃にテレビで観たような気もするけど記憶にないんだよなあ…(汗
観ておいて良かったわ。
この映画で主役をつとめた当時14歳のジェニファー・コネリー(美少女!)が大人になり、
あの破滅映画『レクイエム・フォー・ドリーム』のマリオン役を演じるわけですね。
ロケーションが行われたのは、スイスのチューリッヒ。
アルジェント監督がここを選んだのは、美しく平和でのどかな反面、
ヘロインによる死亡率が著しく高いという「矛盾」からだったそうです。
「アイズ ワイド シャット」 [*映画]
●監督:スタンリー・キューブリック
●原作:アルトゥル・シュニッツラー『夢小説』
●1999年/アメリカ・イギリス
2014年7月7日(月)13:00〜16:00、ザ・シネマにて視聴。
〈出来心〉って怖いねえ・・・の一言に尽きる。
「難解」といわれがちなキューブリック映画だけど、
自分が観てきた中で、これは比較的わかりやすかった。
解釈が合ってるかどうかはまた別の話としてね…(笑)。
お部屋の内装をはじめ、映像センスの素敵カッコよさは、やはり絶賛に値する!
キューブリックにとっては、結果的にこれが遺作となるのか…。
ストーリーの要ともいえる秘密の乱交パーティー時の儀式?のシーンと、
バックに流れる、禍々しいような神々しいような音楽がかなり好み。
使用されているのは、Jocelyn Pookの『Masked Ball』って曲だそうです。
CD買おかな。
▼Jocelyn Pook『Masked Ball(Long Version)』
「コレラの時代の愛」 [*映画]
●監督:マイク・ニューウェル
●原作:G・ガルシア=マルケス
●2007年/アメリカ
2014年7月7日(月)10:15〜13:00、ザ・シネマにて視聴。
19世紀後半から20世紀にかけ、
激化する内戦とコレラの蔓延に揺れるコロンビアが舞台。
貧しい郵便局員フロレンティーノは、裕福な商人の令嬢フェルミーナに一目惚れ。
情熱を込めた愛の詩を送り続けて彼女のハートを射止めるが、
身分違いの恋に怒ったフェルミーナの父親が彼女を遠い親戚の家へ預け入れてしまう。
それから数年後、フェルミーナは街へ戻ったものの、
コレラの撲滅に尽力するヨーロッパ帰りの医師フベナルと結婚。
フロレンティーノは心の傷を癒すため多くの女性と肉体関係(!)を持ちながら、
彼女に求婚できる日を待ち続ける。
51年9ヵ月と4日にわたり〈待つ〉ことで想いを貫いた男の愛と人生を描く壮大なる物語。
・・・なんだけど、
主人公(622人て…)にも初恋相手にもひとっっっつも共感できない…!(笑
でも、映画としては面白かった。
気持ち悪さも含めて、この作品の味なんだな。
南国調の映像美術も美しくて良い。