「死刑台のエレベーター」 [*映画]
●監督:ルイ・マル
●撮影:アンリ・ドカエ
●音楽:マイルス・デイヴィス
●1957年/フランス/モノクロ
5月30日(金)17:30〜19:15、ザ・シネマにて視聴。
大企業社長の側近として、その手腕を発揮していたジュリアンは、
社長夫人である愛人フロランスと一緒になるために結託し、
社長を自殺に見せかけて殺害する完全犯罪を謀った。
密室で社長を射殺した彼は、誰にも気づかれず現場を立ち去ろうとする。
侵入用のロープを置き忘れたことに気づき、ロープを外しに行くが…。
ルイ・マル監督は、この映画を25歳で撮ったのか。すごいな…。
フィルムを見ながら即興で演奏したという
マイルス・デイヴィスのジャズ・ミュージックがカッコ良い!
あと、引っ掻き回し役として登場する若いカップル。
やってることはアホ極まりない(なんであの状況でそういう行動に走るんだ…笑)のに、
美男美女なだけにやたらとサマになってしまう絵ヅラについ笑ってしまった。
無音声にして映像だけみると、無駄にお洒落度アップ。
さすがおフランス。
…と、茶化し気味に書いちゃってるけど、良い映画でした。
「ガタカ」 [*映画]
●監督・脚本:アンドリュー・ニコル
●音楽:マイケル・ナイマン
●1997年/アメリカ
5月27日(火)12:00〜14:00、FOXムービー プレミアムにて視聴。
SFと芸術性の融合が美しいヒューマン・ドラマ。
・・・に、若干のチープ感も混じってて、それがまた良い味出してる。
低予算で制作されたそうだけど、演出の一部として逆に功を奏してるんじゃないかな。
サスペンス・タッチで進められるストーリー。
でも、不安感や緊張感というより、
人と人との繋がりや葛藤の描写の方に強く惹かれるものを感じたので、
私の中では「SFヒューマン・ドラマ」としたい。
舞台は、遺伝子工学が発展した近未来。
徹底的に管理された社会。人間の価値は遺伝子の優劣においてのみ判断される。
この世界に生きるのなら、
DNA操作による優秀な遺伝子を持った「適正者」と
自然な出産で生まれた「不適正者」に分けられるしかない。
「不適正者」として生まれた主人公・ビンセントは宇宙飛行士に憧れていたが、
それは「適正者」でなければ叶えることのできない大それた夢だった。
彼は自分の運命を変えるため、ある行動に出るが・・・。
ものすごーーーーく大雑把に書くと、
「宇宙飛行士に憧れ、見事その夢を叶えた男のサクセス・ストーリー」なんだけど、
観終わった後の、胸が締めつけられるようなこの哀しさと切なさは・・・・。
マイケル・ナイマンの音楽とも合わさって、顔はもう涙と鼻水でぐちゃぐちゃですよ。
観た人にならわかる、ロケットの「炎」と焼却炉の「炎」。そして「銀メダル」。
あ〜もう、思い出す度に泣きそう。
【Wikipediaより】
『Gattaca』のスペルであり、クレジットで強調されるGとAとTとCは、
DNAの基本塩基であるguanine(グアニン)、adenine(アデニン)、
thymine(チミン)、cytosine(シトシン)の頭文字である。
ある日の夕食【210】 [*料理]
5月25日(日)の我が家の夕食。
前日(24日・土)の夕食づくりに使った食材の残りに少し買い足して作る。
献立は…
●トマトベースの具沢山スープ
*玉ねぎ・セロリ・にんじんは1cm角程度の大きさに切る。
生バジルはちぎっておく。
粗挽きウインナー(今回はブラックペッパー入りを使用)は食べやすい長さの斜め切りに。
鍋にオリーブオイルを熱し、おろしニンニク(市販品)を入れる。
ニンニクが色づき始めたら、玉ねぎ・セロリを加えて炒める。
玉ねぎ・セロリがしんなりしてきたら、にんじん・ウインナーの順に加えて更に炒める。
水・コンソメキューブ・月桂樹を加える。コンソメを煮溶かしながらバジルを加える。
缶詰のカットトマトを加えてしばらく煮込む。
月桂樹を取り出して味をチェック。塩・胡椒で調味する。
●コーンの炊飯器ピラフ
*洗ったお米を炊飯器釜に入れ、
水(分量の目盛りよりやや少なめに)・顆粒コンソメ・缶詰のスイートコーン・バターを
入れて炊く。
茶碗によそい、乾燥パセリをふる。
●プチトマトとフリルアイスの胡麻風味サラダ
*赤&黄プチトマトはヘタを取って半分に切る。
フリルアイスは適当な大きさにちぎるか、粗く刻む。冷水にさらし水気をきっておく。
プチトマト・フリルアイスをざっくり混ぜ合わせて器に盛り、クルトンを散らす。
ドレッシング(ポン酢・胡麻油・摺った白胡麻)をかけて食べる。
●ノンアルコール類
*夫はビールテイストのノンアルコール缶飲料、
私はチューハイテイストのノンアルコール缶飲料。
ある日の夕食【209】 [*料理]
5月24日(土)の我が家の夕食。
献立は…
●カレーライス
*具材は、鶏もも肉・しめじ・玉ねぎ。
お椀など底が丸い器を型に使ってご飯を皿に盛り、乾燥パセリをふる。
ご飯の横にカレーをよそい、
ちぎったフリルアイス・ヘタを取って半分に切った赤&黄プチトマトを添える。
●にんじんとセロリのスープ
*にんじん・セロリは1cm角程度のサイコロ状に切る。
鍋にオリーブオイルを熱し、にんじん・セロリの順に炒める。
水を加えてコンソメキューブを煮溶かす。味をみて足りなかったら塩で調味。
器に注ぎ、黒胡椒をふる。
●フルーツのヨーグルトがけ
*フルーツは缶詰(みかん・パイン・桃のシロップ漬け)を使用。
器に盛り、プレーンヨーグルトをかける。
好みでクコの実を散らす。
●ノンアルコール類
*夫はビールテイストのノンアルコール缶飲料、
私はチューハイテイストのノンアルコール缶飲料。
「最強のふたり」 [*映画]
●監督・脚本:エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ
●2011年/フランス
5月20日(火)21:05〜23:15、ムービープラスにて視聴。
事故で首から下が麻痺した大富豪フィリップと、彼を介護するスラムの黒人青年ドリス。
実話に基づいた、ふたりの奇跡の友情を描いた物語。
ドリスの悪ノリジョークにハラハラしつつも笑えて、
さっぱりしてて、
なのにホロリとさせてくれる。
良い映画だ!
ウィリアム・モリスのコースター [*日常 & 雑感]
グリコの「Shall we?」シリーズのクッキー買うと、
今ならウィリアム・モリスのデザインをあしらった紙製コースターがオマケでもらえるよ。
モリス大好きヾ(*・∀・)/
こっちは後日に買った分に入ってたもの。
運良く、3回買って3回とも違うデザインでツイてたけど、最後の一枚どうしようかな。
夏に向けてまたダイエットしなきゃだから、お菓子の買い過ぎイクナイんだけども(笑
タグ:ウィリアム・モリス
「七人の侍」 [*映画]
●監督:黒澤明
●1954年/日本/モノクロ
5月19日(月)21:00〜翌00:30、日本映画専門チャンネルにて視聴。
もはや説明するまでもない、世界に誇る、日本映画の大傑作。
初公開から、ちょうど60年。
この映画もずっと気になってて、やっと観れた!
5月6日(火)にも放映されたけど、その日は後半しか観られなかったので、
リピート放映日を待って、改めて最初から鑑賞。
ストーリーはいたってシンプル。
だけど、途中ダレることなく、207分が全く長く感じない。
登場人物に、セリフに、演出に、音楽に、構図にグッとくる。
特に終盤、雨と泥の中で戦うシーンの凄まじさにシビれました!
ただ、いろんなとこでいろんな人が言ってるように、
人物のセリフがちょっと聞き取りにくいので、
可能であれば日本語字幕付きで観た方がより深く物語に入っていけると思います。
ある日の夕食【208】 [*料理]
5月18日(日)の我が家の夕食。
前日(17日・土)の夕食づくりに使った食材の残りに少し買い足して作る。
献立は…
●牛肉の味噌炒め
*長ネギの白い部分で白髪ネギを作っておく。
鍋に水を沸騰させ、
千切りにんじん・もやし・4cm程度の長さに切ったニラの順に茹でる。
※もやしとニラは茹で過ぎないように注意。
ザルに上げて水気を切り(冷水にさらさない)、器に盛りつける。
フライパンに胡麻油を熱し、薄切り牛肉を炒める。
肉の色が変わったら、
合わせ調味料(味噌・酒・みりん)・ガーリックパウダー・胡椒を加え、
全体に絡めるように炒め合わせる。
器に盛った野菜の上に肉をのせ、白髪ネギを天盛りにする。
●ご飯
●長ネギとわかめのスープ
*長ネギは斜め切りにする。
鍋に水を沸騰させ、鶏ガラスープの素・酒・醤油(スープに少し色がつく程度)を加えて
ひと煮立ちさせる。
乾燥カットわかめ・長ネギを加えてサッと煮る。
味をみて、塩・胡椒で調味。
器に注ぎ、白胡麻をふる。
●お茶漬けパリパリと豆腐のサラダ
*木綿豆腐は食べやすい大きさのさいの目切りに。しばらくザルに上げて水切りしておく。
かいわれ大根は根元を切り落としてよく洗い、3等分の長さに切る。
ボウルに酢・みりん・お茶漬けパリパリ(市販品)を入れてよく混ぜ合わせる。
豆腐・かいわれ大根を加えてザッと和える。
●ノンアルコール類
*夫はビールテイストのノンアルコール缶飲料、
私はチューハイテイストのノンアルコール缶飲料。
ある日の夕食【207】 [*料理]
5月17日(土)の我が家の夕食。
献立は…
●とろろとめかぶのお蕎麦
*とろろ芋をつくる(大和芋の皮を剥いて摺りおろし、だし汁でのばす)。
長ネギは小口切り。
蕎麦(乾麺)を茹でてザルにあげる。冷水でしっかり締め、水気をきる。
鍋に、表示に従って希釈しためんつゆ(市販品)・酒・みりんを加えて煮立たせる。
蕎麦を器に盛り、つゆをまわしかける。
とろろ芋・味付きめかぶ(市販品)・長ネギの順に盛りつけ、
最後にうずらの卵をのせる。
※蕎麦が冷たいとつゆの温度が下がるので、
手間を惜しまないのであれば、熱湯に蕎麦をサッと浸してザルにあげてから器に移し、
そこへ熱いつゆを注ぐというやり方もあり。
●刺身盛り合わせ
*スーパーで買ってきた市販品を皿に盛りつけただけ。
●味噌豆腐
*ニラは4cm程度の長さに切る。生姜・にんじんは皮を剥いて千切り。
味噌を酒・みりんで溶きのばしておく。
フライパンに胡麻油を熱し、生姜・にんじんの順に炒める。
木綿豆腐を加え、適当に崩しながら炒め合わせる。
合わせ調味料を加え、全体に絡めるようにしながら更に炒める。
最後にニラを加えて、しんなりしてきたら火を止める。
●漬物
*市販品のお茶漬けパリパリ&しば漬け。
●ノンアルコール類
*夫はビールテイストのノンアルコール缶飲料、
私はチューハイテイストのノンアルコール缶飲料。
「桐島、部活やめるってよ」 [*映画]
●監督:吉田大八
●2012年/日本
5月13日(火)09:40〜11:30、チャンネルNECOにて視聴。
ネットで人様の感想読む限り、観る人によって好き嫌いは分かれるようだけど、
私は「邦画」でこういう、観終わった後に何とはなしに反芻しちゃうような映画、好きだ。
同じ日の同じ出来事を、登場人物の視点ごとに変えて何度も反復しながらストーリーは進んでいく。
リア充がいて、キョロ充がいて、非リアがいる。
学校内カースト上位の「桐島」がバレーボール部を辞めることで、彼らの間に広がる波紋。
要所要所で、登場人物ひとりひとりの心がチクチク・ザワザワする感じを
(セリフで説明するのではなく)絶妙なニュアンスで描いている。
女子同士ならではのめんどくさ〜い空気感、微妙な一触即発状態(笑)も織り交ぜつつ…。
ここいら辺、観た人同士でちょいといろいろ語り合ってみたくなる。
野球部のキャプテンくんも良い味出しててよかった。
最後20分の屋上で起こる、ある出来事。
とらえ方によって笑えたり、泣けたり。最高!
役者さん、全員良かったけど、沙奈ちゃん役の子、演技上手いね。
半笑いで「ちょっとやめなよ!」のとことかスゴイわ…。
『だから結局、出来る奴はなんでも出来るし、
出来ない奴はなんにも出来ないってだけの話だろ』
『お前それ出来る側だから言えるんだぞ。そんな残酷なこと』
…が、ぶすりと刺さる。それでも、
『戦おう、ここがオレたちの世界だ。
オレたちはこの世界で生きていかなければならないのだから』
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ところで、この映画で監督さんと一緒に脚本を手掛けた喜安浩平さん、
どこかで名前みた記憶が…と思ったら、テニプリ海堂くん役とかやってる声優さんだったのね。
マルチに活動されている方なんだなー。
タグ:吉田大八 桐島、部活やめるってよ