「私が、生きる肌」 [*映画]
●監督:ペドロ・アルモドバル
●2011年/スペイン
2014年6月30日(月)21:00〜23:15、イマジカBSにて視聴。
け、けけけ、けしからーーーーーーーん!!!
動機が・・・正体が・・・オチが・・・ソレかよおおおおっ。
こんな話を映画にしちゃうペドロ・アルモドバル監督、頭おかしい(←褒め言葉)。
時にはこういう映画も良い。
ちなみに劇中の衣装は、ジャン=ポール・ゴルチエが担当。
ある日の夕食【219】 [*料理]
6月29日(日)の我が家の夕食。
前日(28日・土)の夕食づくりに使った食材の残りに少し買い足して作る。
献立は…
●豚そぼろ丼
*生椎茸・生姜をみじん切りにする。
かいわれ大根は根元を切り落として水洗い。粗く刻む。
フライパンに胡麻油を熱し、生姜から炒める。
豚挽肉を加え、炒め合わせる。挽肉の色が変わったら椎茸を加える。
全体に油が回ったら合わせ調味料(醤油・オイスターソース・酒・みりん・砂糖)を加え、
水分を飛ばしながら炒める。
器にご飯をよそってそぼろをかける。かいわれ大根を散らし、紅生姜をのせる。
※最初は木綿豆腐を崩したものを挽肉と一緒に炒めるつもりだったけど、
間違えて絹ごし豆腐を買ってきてしまったので、急遽、生椎茸のみじん切りで代用。
●味噌汁
*具材は、半月切りにんじん・いちょう切り大根・小口切り小ネギ。
●オクラとトマトの柚子胡椒サラダ
*オクラは塩ずりをして熱湯で茹でる。ザルにとり流水で冷やしたら斜め切りに。
トマトはサイコロ状(1〜1.5cm角程度)に切る。
ボウルで柚子胡椒・酢・サラダ油・黒胡麻を合わせてドレッシングを作る。
トマト・オクラと一緒に和えて、冷蔵庫で冷やす。
●ノンアルコール類
*夫はビールテイストのノンアルコール缶飲料、
私はチューハイテイストのノンアルコール缶飲料。
「須賀敦子全集 第1巻」 [*読書ノート(国内)]
須賀敦子さんの著書を読むのはこれが初めて。
日本語の文章が美しい作家として、彼女の名があがるのをあちこちで見かけてたので、
前々から読んでみたいなと思ってました。
収録作品は、
デビュー作でもある『ミラノ 霧の風景』、
60年代ミラノの小さな共同体に集う人々の、希望と熱情の物語『コルシア書店の仲間たち』、
さまざまな出会いを綴った、連作エッセイ12篇『旅のあいまに』。
イタリアで出会った人々との出会いや別れ。様々な体験。
そこにあるのは、異国で暮らす喜びや興奮ばかりではないんだね。
長い年月を経て変わりゆく友人たち。老いや死を通じて思い知らされる時の流れの残酷さ…。
どのエピソードも深みがあって、
こういうのってやっぱり、完全にその国の社会の一員として暮らした人でないと書けないよなあ。
淡々とした文体で綴られているようでいて、
揺るぎない何か軸のようなものを感じさせてくれる筆致が素晴らしいなと思いました。
タグ:須賀敦子 須賀敦子全集 第1巻
ある日の夕食【218】 [*料理]
6月28日(土)の我が家の夕食。
献立は…
●柚子胡椒風味の肉野菜炒め
*長芋は皮を剥いて少し太めの短冊切り、酢水にさらす。サッと水洗いして水気をきる。
にんじんも短冊切り(長芋のように太めにせず普通で)にする。
小松菜は根元を切り落として水洗いし、長芋・にんじんと長さを合わせて切る。
フライパンにサラダ油を熱し、豚小間切れ肉を炒める。
肉の色が変わったら、にんじんを加えて炒め合わせる。
長芋・小松菜を加える。
全体に油が回ったら合わせ調味料(醤油・酒・砂糖・柚子胡椒)を加え、更に炒める。
●十六穀ご飯
●味噌汁
*具材は、油揚げ・短冊切り大根・小口切り小ネギ。
●もずく酢
*市販品。白胡麻をふる。
●ノンアルコール類
*夫はビールテイストのノンアルコール缶飲料、
私はチューハイテイストのノンアルコール缶飲料。
「鑑定士と顔のない依頼人」/「17歳」 [*映画]
6月27日(金)、早稲田松竹で《美しすぎる彼女の秘密》というテーマのもと、
2本立てで『鑑定士と顔のない依頼人』『17歳』を観て来ました。
久しぶりの映画館!
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『鑑定士と顔のない依頼人』
●監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
●音楽:エンニオ・モリコーネ
●2013年/イタリア
大好きな映画「ニュー・シネマ・パラダイス」の監督さんでもある、
ジュゼッペ・トルナトーレの最新作。
音楽は、
同じく「ニュー・シネマ・パラダイス」で叙情的な素晴らしい旋律を聴かせてくれた
エンニオ・モリコーネが手掛けてます。
天才的な鑑定眼をもち、世界中の美術品を取り仕切る一流オークショニア、
ヴァージル・オールドマン。
ある屋敷に遺された絵画や家具の鑑定依頼が彼のもとに舞い込む。
屋敷には、隠し部屋から姿を現さない依頼人と、
もし本物であるなら歴史的大発見となる、ある美術品の “一部” が待っていた——。
ヴァージル・オールドマン宅の秘密部屋、
壁一面にびっしり飾られた女性の肖像画はなかなか圧巻でした。
西洋の美しい家具や調度品をふんだんにしつらえた屋敷のお部屋も素敵。
住みたいわ〜。
ネタバレになるから詳しくは書かないけど、
ラストと真相については賛否両論のようですね。
まあ、とにもかくにも最後のシーンはお気に入り。
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『17歳』
●監督・脚本:フランソワ・オゾン
●2013年/フランス
夏のバカンス先で初体験を終え、17歳の誕生日を迎えたパリの名門高校生・イザベル。
バカンスを終えてパリに戻った彼女は、
SNSを通じて知り合った不特定多数の男たちと密会を重ねるようになる。
そんなある日、馴染みの初老の男が行為の最中に急死。
イザベルはその場から逃げ去ってしまうが…。
正〜直、ストーリー的にはそんなに響くものもなく、
あまりのめり込めなかったんだけど、
最後の最後、シャーロット・ランプリングの異色な役どころにグッときました。
ちなみにフランソワ・オゾン監督作品観るのは今回が初めてなんだけど、
他の作品は良いのかな。
いずれ観ておかねば。
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早稲田松竹を出た後は、新宿へ寄り道。
K's cinemaの窓口で『追悼のざわめき』の前売り特別鑑賞券を購入。
こっちはDVDで既に観てるけど、
劇場のスクリーンで観れる機会はなかなかないと思うので。
ある日の夕食【217】 [*料理]
6月22日(日)の我が家の夕食。
前日(21日・土)の夕食づくりに使った食材の残りに少し買い足して作る。
献立は…
●きのこ蕎麦
*生椎茸はいしづきを取って薄切りにする。
しめじもいしづきを取って小房に分ける。
えのき茸は根元を切り落とし、長さによっては半分に切る。
三つ葉も根元を切り落とし、食べやすい長さに切る。
鶏もも肉はひとくち大に切る。
蕎麦(乾麺)を茹でてザルにあげる。冷水でしっかり締め、水気をきる。
鍋にめんつゆ(市販品。だし汁も入るので希釈量は味をみながら適当に)・
だし汁・酒を加えて煮立たせる。
鶏肉を入れて煮る。アクが出たら取り除きながら、中まで火を通す。
きのこ類を加えて3〜4分煮る。
あたためた蕎麦(※参照)を器に盛る。つゆをまわしかけ、具材をのせる。
最後に三つ葉をのせる。
※蕎麦が冷たいままだとつゆの温度が下がるので、
手間を惜しまないのであれば、熱湯に蕎麦をサッと浸してザルにあげてから器に移し、
そこへ熱いつゆを注ぐというやり方もあり。
●はんぺんの味噌ディップ
*はんぺんを食べやすい大きさに切って器に盛る。
味噌ディップ(味噌・マヨネーズ・摺り白胡麻・豆板醤)をつけて食べる。
※茹でたカリフラワーで作りたかったけど、スーパーに売ってなかったので、
はんぺんで代用。
●トマトと帆立の簡単カルパッチョ
*トマトはヘタを取って串形に切る。
帆立(刺身用)は厚さ2等分に切り分ける。
かいわれ大根は根元を切り落とし、水洗いする。
トマト・かいわれ大根・帆立をバランスよく並べて黒胡椒をふる。
オリーブオイル・わさび・レモン果汁をよく混ぜ合わせたものをかけて食べる。
●ノンアルコール類
*夫はビールテイストのノンアルコール缶飲料、
私はチューハイテイストのノンアルコール缶飲料。
ある日の夕食【216】 [*料理]
6月21日(土)の我が家の夕食。
献立は…
●豚肉&じゃがいも&ピーマンの塩糀炒め
*生姜焼き用豚肉は5mm幅程度の細切りにし、
マルコメ「生塩糀」を揉み込んで10分以上馴染ませる。
じゃがいもは皮を剥いて、5mm幅程度の拍子木切り。
ピーマンはヘタと種をとって、5mm幅程度の細切りにする。
フライパンに胡麻油を熱し、豚肉を炒める。
肉の色が変わったら、じゃがいもを加える。
全体に油が回ったら、弱火に落として蓋をする。じゃがいもの芯がなくなるまで蒸し焼き。
ピーマンを加えてサッと炒め合わせたら、マルコメ「生塩糀」で味を調える。
器に盛り、黒胡椒をふる。
●カリカリ梅とじゃこの混ぜご飯
*鍋にちりめんじゃこを入れ、しゃもじでかき混ぜながら乾煎りする。
カリカリ梅は種を取り除いて粗く刻む。
炊きたてのご飯にちりめんじゃこ・カリカリ梅を加え、混ぜ合わせる。
●カニかま&スプラウトの卵スープ
*スプラウトは根元を切り落とし、洗っておく。
カニかまは手で裂いてほぐす。
鍋に水を沸騰させ、鶏ガラスープの素を煮溶かす。
弱火にし、溶き卵を菜箸に伝わらせながら流し入れた後に火を止める。
カニかま・スプラウトを加え、全体を混ぜ合わせる。
●レンジできのこのマリネ
*生椎茸はいしづきを取って薄切りにする。
しめじもいしづきを取って小房に分ける。
えのき茸は根元を切り落とし、長さによっては半分に切る。
耐熱容器に調味料(顆粒だし・ポン酢・豆板醤)を合わせ、きのこを加え混ぜる。
蓋またはラップをかけて電子レンジで1分半〜1分45秒加熱する。
サッと混ぜ合わせてから蒸らし、そのまま冷ます。
器に盛り、冷蔵庫で冷やしておく。
●ノンアルコール類
*夫はビールテイストのノンアルコール缶飲料、
私はチューハイテイストのノンアルコール缶飲料。
「ブラック・スワン」 [*映画]
●監督:ダーレン・アロノフスキー
●2010年/アメリカ
2014年6月20日(金)21:00〜23:00、ムービープラスにて視聴。
ダーレン・アロノフスキー監督作品を観るのは、
昔、レンタルビデオで観た『レクイエム・フォー・ドリーム』
(後味悪い系映画のスレッドでは、ほぼ必ずこのタイトルがあがってる)以来、これで2本目。
元バレリーナの母親の寵愛のもと、人生の全てをバレエに捧げるニナ。
新作「白鳥の湖」のプリマ(主役)に抜擢されるが、
純真で無垢な白鳥と官能的で邪悪な黒鳥の一人二役を演じるのは、
生真面目で几帳面な優等生タイプの彼女にはハードルの高い挑戦だった。
さらに奔放な新人ダンサー・リリーの出現でニナは精神的に追いつめられ…。
途中からは爪先や指先押さえながら観てた…。
サイコスリラーってより、痛覚ホラー。
ラストは、終盤にさしかかった辺りで何となく予想できてしまったので、
☆の数としては、5個中3つといったところ。
でも、中だるみなく最後まで面白かったよ。
「シャイニング」 [*映画]
●監督:スタンリー・キューブリック
●原作:スティーヴン・キング
●1980年/イギリス
2014年6月17日(火)10:20〜13:00、ザ・シネマにて視聴。
小説家志望のジャックは、冬の間だけ閉鎖される雪山のホテルを管理する仕事を得る。
妻のウェンディ、一人息子のダニーを連れてホテルに住み込むが、
〈シャイニング〉という幻視能力を持つダニーが双子の少女の幻影を見るなど、
奇怪な超常現象が次々と起きる。
実はこのホテルでは過去に、
ジャックの前任者の管理人(グレイディ)が家族を惨殺するという悲劇が起きていたのだ。
執筆に行き詰まったジャックは、ホテルの魔力に支配され狂気に陥っていく…。
ものすごーーーく久しぶりにフルで観た。
昔観たのは、たぶん119分版だったかも。今回は143分版。
ジャック・ニコルソンの狂気に満ちた変貌ぶりはやっぱ何度みても凄いな。
それと、あのホテルの内装は、今みてもめちゃくちゃセンスよくてカッコいい!
でも、この年齢(アラフォー世代です)になってから改めてじっくり観ると、
本当は小説家になりたいのに、
食べていくためには目の前の仕事に飛びつかざるを得なかった
妻子持ち中年男の責任、葛藤、悲哀 etc. を想像して(しかも家庭内不和)、
怖いというより切なくなってしまう…。
けど、昔も今も流石の名作!
「太陽がいっぱい」 [*映画]
●監督:ルネ・クレマン
●原作:パトリシア・ハイスミス
●音楽:ニーノ・ロータ
●1960年/フランス・イタリア
2014年6月16日(月)13:00〜15:30、ザ・シネマにて視聴。
これだけ有名にもかかわらず、今まできちんと観たことがなかったので…。
押さえておいて正解!
米国の貧しい青年トムは、
イタリアに渡って戻ってこない友人フィリップを連れ帰るよう彼の父親から依頼される。
高額の報酬で依頼を引き受けたトムは、
フィリップが婚約者マルジュと遊びに明け暮れるナポリにやって来る。
フィリップを説得するため行動を共にするが、
自分を見下す態度への怒りや金持ちに対する嫉妬が渦巻いていき…。
地中海にギラギラと灼けつくような太陽の眩しさとトムの野心家ぶりがバチッとハマる。
トム役を演じるアラン・ドロンの彫刻のように美しい顔立ちとスリムな体躯に見蕩れつつ、
悪事がいつバレるかハラハラの展開も面白かった。
クールにやり過ごしているようでいて内心慌ててるのか、
場当たり的な行動が所々コミカルっぽく見えてしまうのも可愛い(笑)。
船上のシーンの撮影はすごく大変だったろうな…。
フィリップ役には、
先日観た『死刑台のエレベーター』のジュリアン役も演じていたモーリス・ロネ。
鋭い眼光が印象的な刑事役のエルノ・クリサも渋くてカッコよかった。
最後の最後、トムのセリフが効いています。
そして、笑顔。
そして、直後のどんでん返し。切なかった・・・。
オープニング・クレジットでふと名前が目に止まったニーノ・ロータ、
この名前確かどこかで…?と思ったら、フェリーニ映画で音楽を担当していたあの方だったのね。
素晴らしい音楽だったけれど、Wikipediaによると、
ニーノ・ロータは、この作品に携わった事に大変な不満を残しているそうで…。
『フェデリコ・フェリーニの常連作曲家であった彼は、
フェリーニのようにお互いに話し合いながら音楽を練っていく方法を是としていた。
しかし、本作の監督であるルネ・クレマンは、
居丈高にロータにフィルムを一方的に送りつけ、これに似合う音楽を作れと命令したため、
クレマンの態度にロータは立腹したという。』