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ある日の夕食【01】 [*料理]


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6月20日(土)の我が家の夕食。

献立は…


●焼き餃子

【あんの材料】

 牛豚合挽き肉、野菜みじん切り(ニラ、キャベツ、長ねぎ、椎茸、生姜)、

 味噌、胡麻油、醤油、酒、片栗粉、塩、胡椒。

*もうちょっと焼き色つけた方が良かったかな…。

 翌日、夫に仕事の予定が入っていたため、ニンニクは入れませんでした。


●冷や奴

*じゃこ、削り節、ミョウガと大葉を刻んだものをトッピング。


●海藻サラダ

*海藻はリケンの乾燥海藻サラダを水でもどしたもの。

 あとは、きゅうり&プチトマト&ベビーリーフと一緒に盛りつけただけ。


●きゅうりと大根の浅漬け

*市販品。夫よ、手抜きでスマン…[たらーっ(汗)]


●ご飯

*雑穀を混ぜて炊いたもの。


●アルコール

*夫は缶ビール、私は缶チューハイ。

 

ご覧の通り、特に凝っているわけでもないありふれたメニューですが、コンデジ撮影の練習と日々の記録を兼ねて、今後も料理記事を時々アップしてみたいと思っています。


ちなみに平日の夜は自分ひとりだけで夕食をとることが多く(夫は残業で帰宅がほとんど深夜のため)、そんな時は納豆 or 卵がけごはんやら冷蔵庫の残りものやらで思いっ切り手抜きに済ませてしまってます(笑)。

とても人様にお見せするようなものではないので、比較的マトモと思われる(笑)献立の時だけ写真に残していきます。


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ヘビロテしても飽きない曲【アニメ&特撮&ゲーム音楽編】 [*音楽(その他)]

しつこく前回&前々回の記事の続き。今回はアニメ&特撮&ゲーム音楽編です。


【アニメ&特撮】

●水木一郎&堀江美都子「斗え!忍者キャプター」

 (『忍者キャプター』OP)

●MOJO「バトルフィーバーJ」

 (『バトルフィーバーJ』OP)

●下山公介「裸足のソルジャー」

 (『六三四の剣』OP)

●井上大輔「哀 戦士」

 (劇場版『機動戦士ガンダムII 哀・戦士編』より

●井上大輔「めぐりあい」

 (劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』より

●鮎川麻弥「星空のBelieve」

 (『機動戦士Zガンダム』ED)

●福山芳樹「キングゲイナー・オーバー!」

 (『OVERMAN キングゲイナー』OP)

●HALCALI「Tip Taps Tip」

 (『交響詩篇エウレカセブン』ED)

●HOME MADE 家族「少年ハート」

 (『交響詩篇エウレカセブン』OP)

●Arianne「Komm, susser Tod/甘き死よ、来たれ」

 (劇場版『新世紀エヴァンゲリオン THE END OF EVANGELION』より

●相川七瀬「UNLIMITED」

 (『SAMURAI 7』OP)

●おぼたけし「傷だらけの栄光」

 (『あしたのジョー2』OP)


●あと、ヘビロテ必至…とまではいかないけど好きな曲

◇MOVE「DOGFIGHT」

 (『頭文字D 4th Stage』OP)

◇「絶対運命黙示録」

 (『少女革命ウテナ』挿入歌。作詞&作曲はJ・A・シーザー!!

◇青柳涼子「哀believe」

 (『グラップラー刃牙』幼年編OP)

◇青柳涼子「all alone」

 (『グラップラー刃牙』最大トーナメント編OP)



【ゲーム】

●『銀河の三人』(ファミコン版)の曲

※'87年に任天堂から発売されたRPG。ゲームカートリッジしか手元にないので曲名わかんないんだけど、どの曲もカッコいいです。ちなみに音楽は元YMO高橋幸宏氏が担当。キャラデザは永井豪氏。

●『ファイアー・エムブレム 暗黒竜と光の剣』(ファミコン版)より

 「戦闘マップ1 プレイヤー側の攻撃」

●『ファイアー・エムブレム外伝』(ファミコン版)より

 「戦闘マップ3 戦闘MAP2_1(セリカ1)」

●『ファイアー・エムブレム 紋章の謎』(スーファミ版)より

 「この旗の下に」

●『クロノ・トリガー』(スーファミ版)より

 「予感」〜「クロノ・トリガー」

 「みどりの思い出」

●『聖剣伝説2』(スーファミ版)より

 「少年は荒野をめざす」

●『DRAGON QUEST V』(スーファミ版)より

 「地平の彼方へ」

●『FINAL FANTASY III』(ファミコン版)より

 「巨大戦艦インビンシブル」

FF3の音楽は、DS版よりファミコン音源の方が好きだ!

●『FINAL FANTASY IV』(スーファミ版)より

 「バロン王国」「キング・ジォットの城」

 「最後の闘い」

●『FINAL FANTASY VII 』(プレステ版)より

 「クレイジーモーターサイクル」

●『FINAL FANTASY VIII』(プレステ版)より

 「Overture」


 

【アニメ&特撮】

▼『忍者キャプター』OP

 (水木一郎&堀江美都子「斗え!忍者キャプター」)

http://www.youtube.com/watch?v=Nue91daLBcE

★この曲は絶っっっ対にはずせない! 特撮戦隊もの主題歌で子供の頃から大好きだった曲。30年以上経った今でも私にとっては永遠の神ソング。聴いてるだけで沸々と熱いものが湧いてくるような気持ちになります。


▼『六三四の剣』OP(下山公介「裸足のソルジャー」)

http://www.youtube.com/watch?v=LxTy2JA_uLo

★一瞬マッチが歌ってるのか!?と思ったけど、この曲も気がついたらハマッてました。作詞:売野雅勇、作曲:井上大輔、編曲:鷺巣詩郎…と顔ぶれが豪華。


『OVERMAN キングゲイナー』OP

 (福山芳樹「キングゲイナー・オーバー!」)

http://www.youtube.com/watch?v=97j86qH91Nk

★やっぱりアニソンはノリが良くて熱い曲でなければ!


▼『交響詩篇エウレカセブン』ED(HALCALI「Tip Taps Tip」)

http://www.youtube.com/watch?v=qcRQDceahlY

★とにかく可愛い♪ エウレカOP&EDの中ではこの曲が一番好き。「少年ハート」OPも捨て難い!


▼『SAMURAI 7』OP(相川七瀬「UNLIMITED」)

http://www.youtube.com/watch?v=uZB1hrU0IFg

★初めて聴いた時は「レベッカのフレンズに似てるな〜」と。でも回を追う毎にじわじわとハマッていきました。GONZOの作品は映像がとにかく綺麗。「サムライ7」の他、「戦闘妖精・雪風」「巌窟王」も素晴らしい!



ゲーム】

▼『クロノ・トリガー』(スーファミ版)より

 「みどりの思い出」

http://www.youtube.com/watch?v=f9B18bztk2A

★フィールド上で流れる曲。どことなく切ない曲調で聴く度になんだかうるっときちゃうんですよね。この曲を聴きたいがためにフィールドに止まりっぱなしなんてこともしょっちゅうでした。


▼『FINAL FANTASY IV』(スーファミ版)より

 「最後の闘い」

http://www.youtube.com/watch?v=4Jzh0BThaaU

★ゲーム音楽で好きなのは、やっぱり植松伸夫さんの作る曲が一番多いかな。これはラスボス戦の曲なので、実際にバトルしながら聴く方がよりエキサイト出来て良いかも。


▼『FINAL FANTASY VII』(プレステ版)より

 「クレイジーモーターサイクル」

http://www.youtube.com/watch?v=imbbdXfCPFs

スクウェアものばかり続いちゃったけど、同じく植松氏の曲。これもやっぱりゲームプレイしながら聴く方が臨場感あっていいな。


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ヘビロテしても飽きない曲【洋楽編】 [*音楽(洋楽)]

前記事の続き。今回は洋楽です。


●Jefferson Airplane

 「Somebody To Love」「It's No Secret」

 「She Has Funny Cars」

●Marty Balin

 「I Specialize In Love」

●The Easy Beats

 「Friday On My Mind」

●The Byrds

 「So You Want To Be A Rock'n'Roll Star」

●T-Rex

 「20th Century Boy」「Think Zinc」

●The Sweet

 「Ballroom Blitz」

●Pink Floyd

 「Interstellar Overdrive」「Bike」

●The Smiths

 「Ask」

●The Lovin' Spoonful

 「Did't Want To Have To Do It」

●The Stranglers

 「Something Better Change」「No More Heroes」

●The Ramones

 「Pinhead」

●Steve Harley & Cockney Rebel 

 「Make Me Smile (Come Up And See Me)」

●Arthur Brown

 「Spontaneous Apple Creation」

●The Beatles

 「Dear Prudence」「And Your Bird Can Sing」

●Billy Bragg

 「The Red Flag」

●Joy Division

 「Isolation」

●Bauhaus

 「Telegram Sam」(T-Rexのカバー曲)

●It's A Beutiful Day

 「White Bird」「Girl With No Eyes」

●Simon & Garfunkel

 「The 59th Street Bridge Song(Feelin' Groovy)」

●Sly & The Family Stone

 「Somebody's Watching You」

●The Velvet Underground & Nico

 「Venus In Furs」

●The Who

 「Bargain」

●The Rolling Stones

 「Under My Thumb」「Street Fighting Man」

 


▼Jefferson Airplane「Somebody To Love」

http://www.youtube.com/watch?v=5Jj3wZVc7nw

★現ソウル・フラワー・ユニオンソウル・フラワー・モノノケ・サミット中川さんヒデちゃん(当時はニューエスト・モデルメスカリン・ドライヴ)の影響で聴いてみたら一発でハマッてしまいました。グレイス・スリックみたいな可愛さに憧れます。


▼The Sweet「Ballroom Blitz」

http://www.youtube.com/watch?v=qswKeWhjaUc

グラム・ロック…ここでエラソーに語れる程の知識は持ち合わせてないけど、あの独特のきらびやかな雰囲気に惹かれます。

スウィートのこの曲はキャッチーでポップ。何度聴いても飽きないです。


▼The Smiths「Ask」

http://www.youtube.com/watch?v=rQR1K9D7eq4

スミスは他にも好きな曲あるけれど、i-Tunesにおける再生回数は、この「Ask」だけが異常な数字を叩き出してます(笑)。それくらい好きな曲。


▼Steve Harley & Cockney Rebel 

 「Make Me Smile (Come Up And See Me)」

http://www.youtube.com/watch?v=ahra7Tn1I_M

★この曲は、映画「ベルベット・ゴールドマイン」のエンドロールで初めて知りました。使用されている曲の中ではこの曲が一番好きです。もちろん、他の曲も良いです。サントラ盤は今でもお気に入り。


▼Bauhaus「Telegram Sam」(Cover)

http://www.youtube.com/watch?v=9JUeAQ_urW4

T-Rexの原曲ももちろん好きだけど、バウハウスのこのアレンジはめちゃめちゃカッコよくて秀逸だと思う。


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ヘビロテしても飽きない曲【邦楽編】 [*音楽(邦楽)]

以前、別サイトの日記でもアップしたものですが、

ヘビロテしまくっても飽きない好きな曲リストを

邦楽編洋楽編アニメ&ゲーム音楽編とに分けて

こちらのブログでも残してみたいと思います。

同じ曲を好きな方の目に止まればいいなあ、と妄想しつつ…。


最初は作業用BGM集のつもりで編集していたけど、

いざ選曲してみると、どれもこれも本気で好きな曲だけについつい聴き込み

結局時間だけがひたすら過ぎていってしまいます。

作業は全くはかどりません(笑)。


●THE NEWEST MODEL

 「DAYS」「SOCIAL SERVICE」

 「SOUL TO SOUL」「PRETTY PICTURE BOOK」

●NEWEST MODEL(バンド名からTHEを取った後期の曲)

 「独り善がりの風」

●MESCALINE DRIVE

 「DEAR AFTERGLOW」「IT'S YOU」「檻の中」「ASS HOLE」

●SOUL FLOWER UNION

 「平和に生きる権利」(←ヴィクトル・ハラのカバー曲)

 「レプン・カムイ(沖の神様)」「リベラリストに踏絵を」

●BUCK-TICK

 「細胞具ドリー:ソラミミ:PHANTOM」

 「密室」「ZERO」「迦陵頻伽 Kalavinka」

●Lucy(BUCK-TICK今井&KIYOSHI&AGE of PUNK岡崎3人ユニット)

 「J. B. Honey」

●一世風靡セピア

 「宴曲への回避」「バルセロナの炎」

●SOFT BALLET

 「ESCAPE」「SPINDLE」「メルヘン・ダイバー」

●THE BLANKEY JET CITY

 「冬のセーター」「ディズニーランドへ」

●真心ブラザーズ

 「拝啓、ジョン・レノン」

●AUTO-MOD

 「Sadistic Dream」

●ZOA

 「Off Black」(Live)

●黒色エレジー

 「Warrior」

●DIP the FLAG

 「生(nama)」

●ヤマジカズヒデ

 「天使」

●THE STALIN

 「ロマンチスト」「STOP GIRL」

●INU

 「フェイド・アウト」「つるつるの壺」

 「ライト・サイダーβ(スカッと地獄)」

●LAUGHIN' NOSE

 「(YOU'RE)PARADISE」「Gypsy」

●P-MODEL

 「美術館で会った人だろ」

●ばちかぶり

 「only you(唯一人)」

●LA-PPISCH

 「ANIMAL BEAT」「胡蝶の夢」「おやすみ」「28才」

●アンジー

 「パンを一切れ」「カナリア」

●UNICORN

 「SUGAR BOY」

●NEW ROTEeKA

 「修豚哀歌 — LOVE SONG —」

●BOOWY

 「JUSTY」「BLUE VACATION」

●BARBEE BOYS

 「帰さない」「負けるもんか」

●REBECCA

 「FRIENDS」

●シブがき隊

 「100%…SOかもね!」

●中山美穂

 「C」

●村下孝蔵

 「初恋」

●SUPERCAR

 「STOROBOLIGHTS」

●Thee Michelle Gun Elephant

 「暴かれた世界」「赤毛のケリー」

 

 

ヒマにまかせてYouTubeで探してみたら、いろいろ動画が見つかったので、

その中から幾つかをピックアップしてURL貼ってみます。


▼THE NEWEST MODEL「SOUL TO SOUL」(Live)

http://www.youtube.com/watch?v=IM5EVnCOYxw

★このニューエスト・モデルと盟友 メスカリン・ドライヴは10〜20代前半頃まで本当に好きで好きで、関東近郊でライブがある時はほぼ必ず通いまくってました。彼らの地元・大阪でのライブにもよく行ったなあ。お金ないから夜行バスで(笑)。今思い返すと我ながらよくもあんだけパワーがあったなあ…と思う。


▼黒色エレジー「Warrior」(Audio only)

http://www.youtube.com/watch?v=v9sA-7al4H0

黒色エレジー、ダメ元で探してみたら楽曲onlyだけど発見! スゴイなYouTube。ボーカルのキョウコさんは鬼のように美しいお方でした。うう…ライブを一度も観ることのないまま解散してしまったのがいまだに悔やまれる(泣)。

「太陽眼」「訪れざる宴」という曲もカッコいいです。


▼LAUGHIN' NOSE「(YOU'RE)PARADISE」(Live)

http://www.youtube.com/watch?v=WW5d1Y3ISwc

インディーズとかパンクロックというのを初めて知ったのは、ラフィン・ノーズの曲(PARADISEとはまた別の曲だけど)を聴いてカッコいいな!と思ったのがきっかけでした。


▼LA-PPISCH「ANIMAL BEAT」(Live)

http://www.youtube.com/watch?v=3ZeTj0MZEMM

レピッシュ初期の名曲!

上田現氏の作り出す、独特な世界観の詞曲が大好きでした。この曲も現ちゃん作曲。現ちゃんの逝去から既に1年…。もう彼の曲が聴けないなんて悲しい…。


▼中山美穂「C」

http://www.youtube.com/watch?v=08cw7BAWIgs

ミポリンのデビュー曲! メロディ&アレンジが自分的にはストライクゾーン入ってて、とにかく大好きな曲。大好きだけどカラオケでは声質合ってない&似合わな過ぎで歌えない…orz


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また花が咲いた! [*日常 & 雑感]

2ヶ月前の結婚記念日に夫が買って来てくれた鉢植えの花。

数日のうちに花びらは散ってしまったけれど、葉の部分はまだ綺麗だったので、その後も日に当てたり水をあげたりしていました。

先日ふと気づいてよく見てみると何と幾つかの新しい蕾を発見!!

2日ほど前にこうして再び綺麗な花[かわいい]を咲かせてくれました。嬉しいなあ

 

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他にも蕾が出来ていたので開花が楽しみ[るんるん] まだまだ楽しませてくれそうです。

090614_03.jpg

ちなみにこの写真はコンデジで撮影しています。始めて数ヶ月程度の初級者なため、全体的に暗いわピントあってないわで出来はどれもお粗末です…(笑)。

 

なので、ここでアップしている写真は撮影後にPhotoshopで補正してあります。補正に頼らずそこそこマトモな写真を撮れるようになるのは一体いつのことやら…。 


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サキ「サキ短篇集」 [*読書ノート(海外)]

【※この日記は別サイトで2009年3月17日にアップしたものを転記しています】

 

サキ短編集 (新潮文庫)

サキ短編集 (新潮文庫)

  • 作者: サキ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1958/02
  • メディア: 文庫

(↑※私が所持している文庫本〈第49刷〉では、サキ本人の肖像がカバーに用いられています)

 

 

昨年12月22日から読み始め、2月18日読了。

 

計21篇からなる短篇集で、本自体もそれほど分厚いわけではないのだけど、他の本と並行しつつチマチマ読んでたので、読み終えるのにやたら時間がかかってしまった。

 

この作品、確か学生時代に読んだはずなんだけどなあ…。内容はすっかり忘れてしまっていて、10ウン年ぶりの再読です。何をきっかけにこの作品を読もうと思ったのかはさっぱり記憶にないけど、私のことだからきっと当時好きだった誰かに感化されたんだろう(笑)。

 

ちなみに私は数ヶ月前に読んだ本ですら、内容の記憶がどんどんあやふやになってしまいます。

世の読書好きな方々は一度読んだ本は後々まで鮮明に憶えていらっしゃるものなのでしょうか…?

 

さすがに記憶力の悪い私でも、面白過ぎて相当にのめり込んだ本、部分的でも鮮烈に印象的だったシーンや感動したシーンなどはある程度記憶に残っているんだけども…。時々ふと「自分の脳ミソはザルなのでは???」と心配になることがあります^^;

 

「サキ短篇集」、数ページで完結する短い話ばかりですが、どれもなかなかブラックな展開に満ち溢れていて面白かったです。

中でも特に気に入った作品は、『平和的玩具』『肥った牝牛』『話上手』『開いた窓』『宵闇』『家庭』『おせっかい』『盲点』

 

ユーモアたっぷりのクスッと笑わせてくれる作品もありますが、登場人物の人生を左右するような笑えないオチ、救いがなく後味悪いオチも結構多いです。

でも、どの作品も謎を残したような曖昧な終わり方をするものが一切ないので、読後感は不思議とキリッした印象を受けました。

 

…10ウン年後、また「忘れた〜」とか言って読み返してたりしたら笑えるかも。


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ジョルジュ・バタイユ「マダム・エドワルダ」 [*読書ノート(海外)]

【※この日記は別サイトで2009年2月17日にアップしたものを転記しています】

 

マダム・エドワルダ―バタイユ作品集 (角川文庫クラシックス)

マダム・エドワルダ―バタイユ作品集 (角川文庫クラシックス)

  • 作者: G.バタイユ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1976/02
  • メディア: 文庫

 

1月26日から読み始め、2月11日読了。

図書館から借りてきたもの。

 

バタイユを知った元々のきっかけは、10〜20代の頃、大好きでよく読んでいた丸尾末広の漫画からです。

 

昔、ペヨトル工房という出版社(「夜想」とか出してるところ)から「銀星倶楽部」という漫画誌が出ていて、そこで掲載されていた丸尾先生のインタビューを読んだことから「ジョルジュ・バタイユ」という名前を初めて知りました。

 

まあ、当の丸尾先生いわく「バタイユを漫画の中に持って来たのは、別に作品から影響受けたわけでもなんでもなく、単に『眼球譚』ってタイトルが気に入っただけ」、「バタイユの深刻なエロティシズム哲学を根こそぎ表層化して暴力として出したかっただけ」…とのことですが。

 

…てな感じで、丸尾先生自身は、思想家/作家としてのバタイユについてはさほど問題にしてなかったみたいなんだけど、元ネタとしてどんな内容なのかはずっと気になってたので、図書館で文庫本見つけたのを機会に借りてみました。

 

(バタイユといえば、昔、マダム・エドワルダっていうポジティブパンク系のバンドがあったなあ。(曲は聴いたことないんだけど)メンバーの中にバタイユ好きな人がいたのかな?)

 

今回読んだのは角川文庫版の方で、収録作品は、

『マダム・エドワルダ』《筆名:ピエール・アンジェリック》

『死者』

『眼球譚』《筆名:ロード・オーシュ(便所神)》

『エロティシズムに関する逆説(論文)』

『エロティシズムと死の魅惑 —講演・討論会記録—』

 

ウフフ…論文の方は…正直言ってちんぷんかんぷん、講演内容も自分の脳みそには超難解、後述の討論会で多少は補足説明されてるものの、わかった「つもり」レベルにすらなれませんでした…[たらーっ(汗)] 先に「バタイユ入門」読んどいた方が良かったかな(^^;

 

小説3編の方は、過激で狂気じみた内容に引っ張り込まれたというのもあって、かなり興味深く読みました。露骨なエロではあるんだけど、無軌道っぷりの方が勝っている感じでなかなか良いです。

 

『マダム・エドワルダ』『死者』も良かったけど、3編の中では『眼球譚』が一番面白いなと思いました。

 

『マダム・エドワルダ』は短編ながらも、悲痛さ、陰鬱さ、狂気、滑稽さ、他にもいろんなものがゴッタ煮状態で突っ走ってて、最後になって「アレ?もう読み終わっちゃった?」という感じで、まさに面食らいっぱなしの不思議な余韻が残る作品でした。

 

『眼球譚』は、『マダム〜』とはまた違い、ギラギラした強烈さを感じる作品。

第一部の「物語」と第二部の「暗合」で構成されてるんだけど、第一部の後半部分に当たるスペインの灼熱の空の下で起こった出来事の印象が最も強いせいで、余計にギラギラしたイメージが定着してるのかも。

また、この話、とにかく「球体(眼球、玉子、●●)」がよく登場します。

第一部を読んだだけだとこれらの繋がりが突飛過ぎて「なぜ球体???」って感じなんだけど、第二部の「暗合」を読むと、バタイユの数々の実体験や記憶のイメージなどの諸事物が実は密接に繋がり合ってることがわかってきます。

 

************

 

ココから先は完全に余談&自分語りですが、私は好きな人物&作品には非常〜に感化されやすいミーハーです。

なので、その作品の元ネタとか好きなバンドや作家のルーツ&オマージュの対象を知ると、気になってつい音楽やら本やら映画やらを追っかけたくなってしまいます。

 

当時、丸尾先生から影響受けて興味を持ったものも多く、思えば、夢野久作ジョイ・ディヴィジョン「カリガリ博士」「ノスフェラトゥ」などの古典白黒映画、東京グランギニョル(解散後に知ったので、リアルタイムで公演を観れなかったことがいまだに悔しい!)、片山健(初期の画集を一度でいいから生で見たい…)etc. を知ったのもぜ〜んぶ丸尾末広の影響!

どれもこれも初めて聞く名前ばかりだったけど、アングラな世界にちょっとばかし触れられた気がしてすごくワクワクしてました。

 

丸尾先生の作品、最近のは全然読んでないので、また本屋に探しに行こうかな。

 

************

 

…って、また長くなっちゃった。

独り善がりな文章ですが、もし最後まで読んでくれる人がいたら感謝しますm(_ _)m


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沙藤一樹「D-ブリッジ・テープ」 [*読書ノート(国内)]

【※この日記は別サイトで2009年1月27日にアップしたものを転記しています】

 

D‐ブリッジ・テープ (角川ホラー文庫)

D‐ブリッジ・テープ (角川ホラー文庫)

  • 作者: 沙藤 一樹
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: 文庫

 

1月17日から読み始め、1月19日読了。

図書館から借りてきたもの。

 

近未来、不法投棄されたゴミが溢れ返る横浜ベイブリッジで少年の死体と1本のカセットテープが発見される。

今、ブリッジの再開発計画に予算を落とそうと、会議室に集まる人々の前でそのテープが再生され始めた。

耳障りな雑音に続いて、犬に似た息遣いと少年の声。テープの中には、ゴミ同然に捨てられ、ゴミの中で生き続けるしかなかった少年の凄まじい「生」の独白が…。

 

少年が救いのない絶望だらけの生き様を振り絞るように語り続けるのに対し、そのテープを聞く会議室の大人達の反応は空々しく何処までも冷淡。中には居眠りし始める奴さえいる。

 

カテゴリ的にはホラー小説だけど、読み終えた後は、怖いと言うよりじわじわ悲しくなってくる作品でした(でも、巻末の高橋克彦氏の賞賛ぶりはちょっと大げさ…かな?)。

 

ボリュームは160ページ前後で、行間が広く、パッと見、余白も多いので、読むスピードが早い人は1時間もしないうちに読み終えられるんじゃないかな?

 

ちなみに、グロテスク(またソレか!)な描写NGな人にはオススメ出来ないです。あと、動物好きな人や虫がキライな人も絶っっっ対に止めといた方が。

 

いや…うーん、私もグロ系はむしろ苦手な方なんだけど…。

最近手に取る本は、読み進むうちにそういう描写にぶち当たる確率がどうも高いような(ホラーもの多かったしね)^^;

 

でも、去年の夏頃から「吐きたいほど愛してる」とか「天使の囀り」「ひとめあなたに…」「玩具修理者」などを立て続けに読んできたせいか、かなりグロ耐性はついてきたような気がする。

そんな実生活に役立ちそうにないもんばっか鍛えてどーする!って感じだけど(笑)、このまま頑張り続けたら(?)いつか友成純一も読める日が来るかもしれない!???


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ハロルド・ネベンザール「カフェ・ベルリン」 [*読書ノート(海外)]

【※この日記は別サイトで2009年1月21日にアップしたものを転記しています】

 

カフェ・ベルリン

カフェ・ベルリン

  • 作者: ハロルド ネベンザール
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1999/03
  • メディア: 単行本

 

昨年12月25日から読み始め、1月17日読了。

 

著者や内容に対する前知識は全くなしで、たまたま図書館で目に止まった本。

カバーイラストに何となく惹かれたのと、あらすじ文に目を通して、ちょっと興味を引かれたので借りてみた。

 

第二次世界大戦中、ドイツがナチス政権下にあった頃、ユダヤ人でありながら自分の素性を隠し続け(スペイン人に成り済ましていた)、ベルリン有数のナイトクラブ・オーナーとしておさまったダニエル・サポルタ。

彼によって綴られた、1943年11月14日から1945年4月30日(ヒトラーが自殺した日)までの日記を元にして構成されたノンフィクション小説。

 

ふとしたきっかけと出会いからベルリンで店を買い取ることになり、あれよあれよという間にSSの高級将校達が集まる有名クラブとして繁盛するまでに至った。

成功物語に彩られた過去の回想、そして、ユダヤ人であることがばれてしまったために空襲下の屋根裏部屋に身を隠し、いつ発見されるかという極限状態の中で恐怖に怯えつつ日記を書き綴る現在の様子とを織り交ぜながら話は進んでいく。

 

恥ずかしながら、歴史的背景や社会情勢に対する元々の理解力や知識がとんでもなく乏しいため、当時の社会状況や歴史的/宗教的思想を語る部分については読み進めるのにかなり時間がかかってしまった(しかも全て理解出来てないと思う…)。

 

でも、クラブに集う踊り子達との性のこと、迫害されていた両性具有者を救い出したつもりが最終的には搾取するがのごとく利用し続けてしまったこと、秘密のスパイ行動への加担、自分の身を守るためとはいえ人を殺めてしまったこと、そして何よりも唯一愛した女性を傷つけ精神を破壊してしまったことへの後悔…など、夜の海の中を自由に泳ぎ、きらびやかな生活を送りながらも少しずつ堕ちていく主人公の心の葛藤部分にとても引き込まれた。

 

あと、注目のしどころがちょっとズレてるかもしれないけど、本編を読んでいて印象的だったのが、様々な料理や食材、食事についての描写。どのシーンも、それはそれはたまらなく美味しそうに書かれていてねぇ…。

主人公もそのことについて触れていたけど、やはり食事の時間(たとえジャガイモ1個のみであろうと)だけが、屋根裏部屋で過ごす暗く寂しい日々に唯一色合いを添えてくれる非常に重要なものだったから、日記の中にもかつての豊かな食生活に対する恋しさが自然と現れていたのかもしれない。


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中島らも「こどもの一生」 [*読書ノート(国内)]

【※この日記は別サイトで2009年1月19日にアップしたものを転記しています】

 

こどもの一生 (集英社文庫)

こどもの一生 (集英社文庫)

  • 作者: 中島 らも
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫

 

昨年の12月10日から読み始め、12月20日読了。

 

故・中島らも氏の作品を読むのは今回が初めて。

この「こどもの一生」は、もともと劇団「賣名行為」へのプレゼントとして書かれた舞台脚本を後から小説化したものだそうで。

 

(以下、内容紹介文より)

瀬戸内海の小島をレジャーランドにするためにヘリを飛ばし下見に来た男2人は、セラピー施設に治療のためと称して入院し一週間を過ごすことになった。しかしすでにそこには女2人、男1人の患者(クライアント)がいた。5人は投薬と催眠術を使った治療で、こども時代へと意識は遡る。3分の2は笑いに溢れ、最後の3分の1は恐怖に引きつる。鬼才・中島らもが遺した超B級ホラー小説。

 

最初の3分の2は、上記の内容紹介にもあるようにギャグ混じりの展開で、途中吹き出しそうになりながらサクサク読める。

中でも、クライアントの1人・三友(複数の会社を経営する社長。性格極悪な中年オヤジ)のセリフ回しが一番可笑しかった。粘着質な鬼畜っぷりで、読んでる間は超ムカつくんだけど(笑)。

 

そして、あるシーンを境にストーリーは急変。

こども達(クライアント)が作り上げた架空の人物「山田のおじさん」が何故か実体化して全員の目の前に現れた瞬間から、セラピー施設と小島の中は一気に惨劇の舞台に…。

 

残りの3分の1は、まるでジェットコースターのようなクルクルとめまぐるしい展開で、気づいたら一気に読み切ってしまっていた。

ホントに怖かったよ〜。でも面白かった。

そして、終盤に差し掛かる頃に初めて表紙のイラスト(薄暗い空にドッジボールが浮いている)の意味がわかる!

 

ちなみに読後、検索で調べてみたところ、この「こどもの一生」は何度か舞台公演化されていて、98年に渋谷パルコ劇場で上演された舞台では、古田新太さんが「山田のおじさん」役を演じていたとのこと。他にも中村有志さんや生瀬勝久さんなど、自分がイイなと思う俳優さん達が出演していたと知って思わずテンション上がってしまった。

 

うう、今更遅いけど…生で舞台を観てみたかったよう!!


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