SSブログ

ある日の夕食【85】 [*料理]

夕食_121125.jpg

11月25日(日)の我が家の夕食。
献立は…

ハンバーグ
*牛豚合挽肉とみじん切り玉ねぎで作った普通のハンバーグ。
 ソースはソースとケチャップを混ぜ合わせたもの。
 付け合わせは、キャベツとピーマンの千切りをオイスターソース&黒胡椒で炒めたものと
 トマトの串切り。

ぬか漬け
*市販品。大根ときゅうりとにんじん。

切干し大根と油揚げのサッと煮
*戻して刻んだ切干し大根と油抜きした油揚げの千切りを
 油を使わずに鍋でサッと煮る。味付けは醤油・酒・みりん・酢・輪切り唐辛子。
 器に盛り、白胡麻をふる。

ご飯

味噌汁
*具材は長ネギとわかめ。

アルコール類
*夫は缶発泡酒、私は缶チューハイ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

今日のつぶやき 2012/11/22 [*Twitterまとめ投稿(〜2013/8/5)]

  • Heri_BeriHeri_Beriエルムンドみおわったなう。TV前で待機して白Aみたよ!パフォーマンスは勿論、メンバーのスタジオトークもあって面白かった。こういう時、録画機器がないのは切ないねえ>< 来月のライブがますます楽しみに!11/21 23:58

コメント(0) 

「危険なメソッド」&「古九谷名品展」&「巨匠たちの英国水彩画展」 [*映画&アート鑑賞]

11月20日(火)は、
渋谷・Bunkamura ル・シネマで映画「危険なメソッド」を、
同じく渋谷の戸栗美術館で企画展覧会「古九谷名品展」
再びBunkamuraに戻り、
ザ・ミュージアムで企画展覧会「巨匠たちの英国水彩画展」を観て来ました。

******************************************

まずは、Bunkamuraル・シネマ
デヴィッド・クローネンバーグ監督作品「危険なメソッド」
火曜割引のおかげで1000円で鑑賞できた!

Bunkamuraル・シネマ.jpg

感想は…なんていうのかなぁ「ユングさん…(´Д`)」って感じ。
精神分析絡みの会話は「?」も多かったけど、お話自体は面白かったです。
あ、あと目上のフロイト教授に向かって真顔で
ボクの奥さんお金持ちだもん的な事シレッと二度も言ってのけたユングさんにはフイタw

******************************************

映画鑑賞後、松濤の「ガレットリア」でお茶しようと思ってたけど定休日だったので
近くの「ティ・ロランド」っていうカフェへ。
ここもクレープやガレットのお店らしい。
特製デザートの盛合せとブレンドコーヒーをいただいた。

渋谷ティ・ロランド.jpg

******************************************

戸栗美術館にて企画展覧会「古九谷名品展 〜躍動する色絵磁器〜」
ぐるっとパス持ってたおかげで無料で鑑賞。

古九谷名品展チラシ.jpg

戸栗美術館.jpg

1610年代に朝鮮からもたらされた製磁技術をもとに
佐賀県有田町を中心とする肥前地方一帯で日本初の国産磁器・伊万里焼が誕生。
当初は青色で文様を描く染付が主流だったけど、
1640年代後半には、色彩豊かな色絵を作り出すことが出来るようになったそうです。

「古九谷様式」の名で呼ばれている、それらの初期の色絵には、
中国磁器を模して幾何学文様を多用したり、
中国絵画の画題を取り入れた作品が作られた一方で、
同時代の小袖や打掛などと共通する文様もあり、
和様の意匠への嗜好もうかがうことが出来るとのこと。

特にモチーフを強調する大胆な構図、厚く盛り上げられた濃厚な色彩の上絵の具や、
その下にびっしりと黒線で描き込まれた地文などは作品に躍動感を与え、
古九谷様式の最たる魅力なのだとか。

確かに色使いに力強さを感じる作品が多かったかも。
パッと見では見逃しがちだけどよくみるとひとつひとつ、
デザインに工夫が凝らされてるのがわかる。

戸栗美術館、土日は行ったことないから休日の様子はわからないけど
平日はとても静かで落ち着いてるので、
この美術館のそういった雰囲気も磁器鑑賞の味わい深さに一役買っているんだろうな。
焼きものの知識はまったくないながらも、また訪れてみたくなるんだよね。

******************************************

再びBunkamuraに戻り、ザ・ミュージアムにて
企画展覧会「マンチェスター大学ウィットワース美術館所蔵 巨匠たちの英国水彩画展」
ここでは「ミューぽん」割引を利用。

巨匠たちの英国水彩画展チラシ_01.jpg

巨匠たちの英国水彩画展チラシ_02.jpg

Bunkamuraザ・ミュージアム_01.jpg

「水彩画」に焦点を絞った展覧会って意外とありそうでなかったような気が。
そういう意味でもこの企画展の内容に興味を引かれました。
そして、ロセッティミレイバーン=ジョーンズにもスポットが当てられてると聞き、
ますます行くのが楽しみに。

英国のひとびとが、
自国の風景の美しさに、つまり、その自然と風土が生みだす魅力に気づくこととなるのは、
18世紀の後半以降のことであったといわれる。
そこには、さまざまな要因があったとはいえ、
旅行の楽しみに目覚めたということも大きな一因であった。
美しいものに感動すればそれを何かのかたちで記録に留め、人に伝えたくなる。
携帯に便利な水彩画の用具は旅行にはとても適していた。
また、白い紙の上に水で溶いた薄い顔料を重ねる水彩画の技法は、
紙に反射した明るく透明な光が絵具の層を透かして現れるので、
風景というものの新鮮な感じを表すには好都合であった。
水彩画はつまり、
温暖にして湿潤なゆえに霧も多く独特の透明感をもつ英国自然風景の表現に
大いにかなった技法だったのである。
(「巨匠たちの英国水彩画展」チラシの紹介テキストより抜粋)

油彩画ももちろん魅力的で大好きなんだけど、
水彩で描かれた絵ってしっとりと穏やかな気持ちにさせてくれるんだよなあ。
水彩画ならではの透明感と色彩、油彩画とはまた違った魅力を堪能することが出来ました。

特に気に入った作品は…
ライオネル・パーシー・スマイス「春季」(1885年)
アンドリュー・ニコル
「北アイルランドの海岸に咲くヒナゲシとダンルース城」(制作年は不明らしい)

解説によると、水彩は性質的に変色・退色しやすいため長期展示は難しいそうで。
その時その時の輝きや瑞々しさを永遠に留めるのは不可能でも、
可能な限り残しておきたくなる気持ちってやっぱりあるもんね。
絵画を通じて、彼らの心に響いた美しいときめきを間接的にでも体験できる。
こういう悦びも絵画鑑賞の魅力のひとつなのだなあ。

あと、全然関係ないんだけど・・・
『「喜」も「悦」も常用漢字だけど、
常用漢字表では「悦」に「よろこぶ」の訓を掲げていないし、
漢和辞典を見ても意味の違いはない。
辞典によっては、「悦」は「神がのりうつってうっとりした状態」が原義で、
「喜」は「神をたのしませよろこばせること」が原義である、としているものもある。』
という話を聞きました。
なるほどーちょっと面白いな〜と思ったので、ここでは「悦び」にしてみましたよ。

▼東急本店の外側ショーウインドウにあったディスプレイ
Bunkamuraザ・ミュージアム_02.jpg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

今日のつぶやき 2012/11/19 [*Twitterまとめ投稿(〜2013/8/5)]

  • Heri_BeriHeri_Beri昨日は夫と一緒に永野護の監督作「花の詩女 GOTHICMADE」観て来た。チケ買って上映時刻までの時間潰しにビックカメラ寄ったら「どうぶつの森」緊急入荷とのことで迷わず購入。ヤター\(^o^)/ 「ジョジョメノン」も買った。風冷たくて移動がちと大変だったけど、充実の日曜日でした。11/19 10:27
  • Heri_BeriHeri_Beriクラニンのポイントでどうぶつの森ポケットダイアリー申し込んだ!楽しみ!11/19 14:25

コメント(0) 

ひとり美術館ハシゴ【29】 [*アート鑑賞]

11月16日(金)は、
太田記念美術館ラフォーレミュージアム原宿に行って来ました。

太田記念美術館「月岡芳年」展(後期)を観る
 ↓
*徒歩で移動。
 ↓
ラフォーレミュージアム原宿「デヴィッド・リンチ展」を観る

…と、今回はこんな感じの流れで2館の展覧会を回りました。


 太田記念美術館 
「没後120年記念 月岡芳年」(後期)

月岡芳年チラシ_01.jpg

月岡芳年チラシ_02.jpg

太田記念美術館_01.jpg

太田記念美術館_02.jpg

前期は行けなくってさあ…(泣)
その分、後期でしっかり堪能する!と意気込んで行って参りました。

近年ブームとなっている浮世絵師、歌川国芳。
この国芳の門弟であり、実力と人気、二つの面から見て国芳の後継者と呼ぶにふさわしいのが月岡芳年です。
動乱の幕末期から新時代を迎えた明治期にかけて活躍しており、
浮世絵の歴史の最後を彩った人物として、しばしば「最後の浮世絵師」とも称されています。
本展覧会では、代表作や新発見を含む約240点の作品を通して、
今年没後120年を迎える月岡芳年の全貌を紹介します。
東京で17年ぶりに開催される大回顧展となります。
(「月岡芳年」チラシの紹介テキストより抜粋)

今回惹かれたのは藤花と鯉の花鳥画(「藤花鯉魚」(1889〈明治22〉年))。
じっと見てると今にもゆらめきそうで淡い色合いも素敵。
今回の展示では一番好き!と思った。

今夏に平木浮世絵美術館で観て気に入った
「奥州安達がはらひとつ家の図」(明治18〈1885〉年)と
「芳流閣両雄動」(明治18〈1885〉年)
(↑平木のリストでは「芳涼閣両雄動」になってたけど…)もあった!
また再会出来て嬉しい。

今年は没後ちょうど120年ということで
いろんなとこでいろんな芳年絵を観れて、まさに充実の年だったな。

あ、それとこの芳年展チケット半券を
横浜美術館国芳展で提示すれば200円引き(入館料相互割引プラン)で鑑賞できるそうで。
国芳展も行く予定なのでありがたい。半券なくさないようにしなくちゃね。

******************************************

芳年展鑑賞後は地下の「かまわぬ」で久々に買い物。
もういっこ「手拭しずくよけ(ペットボトルカバー)」が欲しいと思ってて、
今持ってるのは夏らしい金魚と水草の絵だから、今回は秋っぽい絵柄で。

かまわぬ_01.jpg

かまわぬ_02.jpg

かまわぬ_03.jpg

******************************************

 ラフォーレミュージアム原宿 
「デヴィッド・リンチ展 〜暴力と静寂に棲むカオス」

デヴィッド・リンチ展チラシ.jpg

実はリンチの監督作品は「エレファント・マン」しか観たことない私。
「ツイン・ピークス」「マルホランド・ドライブ」など
前々から気になってはいたもののいまだに未見…。
ファンを名乗るには超おこがましいレベル(^^; なのだけど、
彼の作風には前から何となく惹かれるものがあったので、
リンチ展も開催前から楽しみにしてました。

今回の企画展では、
絵画、ドローイング、写真、計75点のアート作品(このうち72点が日本初公開)、
日本初公開となる作品1本を含む実験的な短編映画5本が
入れ子構造で展示&上映されていました。

写真も絵も映像も好みチック、
暗い照明の室内をぐるぐる回りながら進む感じの構成もなんか楽しかったなあ。
かたつむりの殻の中をイメージしてる?と勝手に想像。

時間が足りなくて映像は全部観られなかったのが心残り。
特に「Crazy Clown Time」
(2012年、リンチの音楽アルバム「Crazy Clown Time」
からの同名ファースト・シングルのPV作品として撮影・制作)、
「16MM Experiment」
(1968年、ペンシルバニア州フィラデルフィア市にて撮影)
がヨカタ!

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

ある日の夕食【84】 [*料理]

夕食_121111.jpg

11月11日(日)の我が家の夕食。
献立は…

豚肉&ピーマン&玉ねぎ炒め
*豚肉は食べやすい大きさに切り、合わせ調味料(醤油・酒・オイスターソース・
 生姜のしぼり汁)を入れたボウルで揉み込み、しばらく漬け置き。
 ピーマンは千切り、玉ねぎは薄切りにする。
 フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎ・肉・ピーマンの順に加え炒める。
 皿に盛りつけ、白胡麻をふる。
 付け合わせはレタス・ミョウガの千切りと串切りにしたトマト。

冷や奴
*絹ごし豆腐の上に刻んだブロッコリースプラウトをのせ、
 胡麻油でカリカリに炒めたちりめんじゃこを更にのせる。
 ポン酢をかけて食べる。

ご飯

味噌汁
*具材は長ネギと油揚げ。

千切りたくあん
*市販品

アルコール類
*夫は缶発泡酒、私は缶チューハイ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

ある日の夕食【83】 [*料理]

夕食_121110.jpg

11月10日(土)の我が家の夕食。
献立は…

トマト肉じゃが
*具材は豚小間切れ肉・じゃがいも・にんじん・玉ねぎ。
 作り方は肉じゃがとほとんど同じ。
 調味は缶詰のカットトマト・醤油・みりん・砂糖で。
 最後に塩茹で&色止めしたさやえんどうの斜め切りを混ぜ合わせて器に盛る。

コーンの炊飯器ピラフ
*洗ったお米を炊飯器釜に入れ、
 コンソメスープ(水の量はお米の合によって調整)・缶詰のスイートコーン・
 バターを入れて炊く。
 茶碗によそい、乾燥パセリをふる。

アボカドとシーフードの和風サラダ
*アボカドは半分に切って種をとり、レモン汁をかける。
 冷凍ミックスシーフードをサッと茹でる。
 アボカドのくぼみにシーフードを盛り、刻んだブロッコリースプラウトをのせる。
 しょうゆ、ポン酢などで好みに調味して食べる。

舞茸と赤&黄ピーマンのスープ
*味付けには鶏ガラスープの素を使用。

アルコール類
*夫は缶発泡酒、私は缶チューハイ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

今日のつぶやき 2012/11/09 [*Twitterまとめ投稿(〜2013/8/5)]

  • Heri_BeriHeri_Beriラフォーレミュージアム原宿でデヴィッド・リンチ展始まるんだね(映画はエレファント・マンしか観たことないけど)。ちょうど太田記念美の月岡芳年展行くつもりだったからハシゴできるな。ハシゴしよう。11/09 05:37
  • Heri_BeriHeri_Beriメゾンエルメスの映画館、上映作品のラインナップが気になる感じで興味あり。一度行ってみたいんだけど、ここって土日祝しか上映してないのでしょうか??? 平日もやってくれると嬉しいですだが…。11/09 05:57

コメント(0) 

ひとり美術館ハシゴ【28】 [*アート鑑賞]

11月7日(水)は、
府中市美術館損保ジャパン東郷青児美術館に行って来ました。

府中市美術館「ポール・デルヴォー」展を観る
ぐるっとパスを利用)
 ↓
*美術館前から「ちゅうバス」で府中駅前まで移動。
 京王線で新宿まで移動。
 ↓
損保ジャパン東郷青児美術館「ジェームズ・アンソール」展を観る
ぐるっとパスを利用)

…と、今回はこんな感じの流れで2館の展覧会を回りました。


 府中市美術館 
「ポール・デルヴォー 夢をめぐる旅」

ポール・デルヴォーチラシ_01.jpg

ポール・デルヴォーチラシ_02.jpg

府中市美術館_01.jpg

府中市美術館_02.jpg

府中市美術館_03.jpg

府中はちょっと遠いけど、
ずっと前からこの企画展楽しみにしてたから長い移動も全然苦にならず♪
前回(2010年10月29日/バルビゾンからの贈りもの)は東府中駅から徒歩で行ったけど、
今回はJR中央線・武蔵小金井駅からバス(一本木経由・京王線府中駅行き)を利用。
「一本木」バス停で下車したら、府中市美術館へは徒歩ですぐ着きます。

ベルギーのシュルレアリスム絵画を代表する画家ポール・デルヴォー(1897〜1994)。
2009年秋にBunkamura ザ・ミュージアムで観た
「ベルギー幻想美術館」展で初めて知って以来のファンです。
日本ではおよそ10年ぶりの回顧展、
そして出品作約80点のうち半数以上が日本初公開であるとのこと。

今回の企画展では、
シュルレアリスム時代の代表作をはじめ、
これまでほとんど紹介されることのなかった最初期の油彩画やデッサン、
制作に用いたモチーフ(手鏡・オイルランプ・模型の汽車)も展示されています。

時間も場所もわからない不思議な空間。
沈んだ色合いとともに広がる静かでどこか冷たい世界。
お互いに無関心なように見えるうつろな瞳の女性たち。

デルヴォーの作品には、
電車、神殿、ランプ、骸骨、女性など同じモチーフが繰り返し描かれていますが、
これらは、例えば「駅長になる」という夢を持つほど電車好きだった幼い頃、
あるいは、教室で骨格標本を見て衝撃を受けたという少年時代の思い出など、
画家本人の個人的な体験や日常生活への強い結びつきから生まれたものだそうで。
身の回りのありふれた物を糸口にして、
超現実世界へと繋がる扉を開こうとしたデルヴォーの魅力に
こうして再び触れることができて嬉しい。
早起きして行った甲斐があるというものです。

中でも特に強く惹かれた作品は…
「《レースの行列》(1936年)に基づく舞台背景の習作」(1960年)
「トンネル」(1978年)
「エペソスの集いII」(1973年)
「夜の使者」(1980年)

割と空いてたおかげでゆったり鑑賞できたなー。
デルヴォーはやっぱり静かに落ち着いて観たいもんね。
この後、常設展も鑑賞。
良い感じのテンションのまま次は新宿のアンソール展へ!

******************************************

 損保ジャパン東郷青児美術館 
「アントワープ王立美術館所蔵
ジェームズ・アンソール — 写実と幻想の系譜 —」

ジェームズ・アンソールチラシ.jpg

損保ジャパン東郷青児美術館.jpg

府中市美術館前から「ちゅうバス」(運賃100円)で府中駅に移動。
京王線で新宿へ。

ジェームズ・アンソール(1860〜1949)は、ベルギー近代美術を代表する画家のひとりです。
仮面や骸骨など、グロテスクなモティーフを用いながら人間の心の奥底に潜む感情を独創的に表現し、
シュルレアリスムや表現主義など、後の絵画運動に影響をあたえました。

本展覧会は世界で最も多くアンソールの作品を所蔵するアントワープ王立美術館のコレクションより、
素描を含む約50点のアンソール作品をフランドルや同時代の画家の作品と共に展示し、
アンソールの芸術を生み出した写実と幻想の系譜をたどります。
(「ジェームズ・アンソール」チラシの紹介テキストより抜粋)

同じくベルギー近代美術を代表する画家マグリットデルヴォーもそうだけど、
アンソールの絵にも、
どこか虚ろですぐそばに「死」が佇んでいるような終末感めいたものを感じます。
でも、マグリットデルヴォーの絵とはまた異なる独創的筆致と色使いは強烈で、
「怖いんだけどもう一回観たくなる」不思議な魅力のひとつにもなっています。
人物の顔は仮面や骸骨で隠されているけど、
表情が隠れてるとかえって自分自身の愚かさ弱さを嘲笑われているような。
こちらの見えないところから覗き込まれて「あんたの本性なんかとっくに見え透いてるよ」
とか絵の向こうで思われてるんだろーな(苦笑)

中でも特に印象的だったのは、
「首吊り死体を奪い合う骸骨たち」(1891年)、「悲しみの人」(1891年)、
そしてポスターやチラシのメイン絵画にもなっている「陰謀」(1890年)。

手持ちの本(河村錠一郎「世紀末美術の楽しみ方」〈新潮社〉)によると、
彼の友人でもあった詩人ヴェラーレンの貴重な証言の中に
『彼は生涯のほとんどをオステンドで過ごした。
彼はその町で、地方都市の終わることのない、埋もれてしまいそうな倦怠を、
死体に積もる塵のように彼の魂に降り注ぐ倦怠を味わった。
冷笑と憎悪を、悪口と嘲笑を経験した。
家族の反対、避けがたい無理解、絶望的孤独に出会った。
陰鬱で単調な灰色の日々が延々と続き暗黒の時を彼は過ごした。
珍しい貴重な樹の木目のように繊細な彼の感受性は、無知な人々に鉋(かんな)で削り取られた。
彼は押し潰された思い、傷つけられた、打ち砕かれた思いをした』
という記述があるそうです。
「首吊り死体を奪い合う骸骨たち」の死体は画家アンソール
骸骨(死神)たちは無理解な世間や批評家たちなのか、
それとも古いヨーロッパ社会を絞め殺し、その死体を奪い合う死神たちは
攻撃的なアンソールの執念の化身なのだろうか。』
…とありますが、そういったくだりを反芻しながら改めてこの絵を観るとズキッときます。

アンソール作品以外では、
アルフレッド・ステヴァンス「絶望的な女」(1875〜1880年)も良かった。
手紙を読み終わったばかりの若い女性が描かれているんだけど、
内容に絶望しているかのような表情に引きつけられました。
んで、帰宅して「アルフレッド・ステヴァンス」で画像ググッてみると、
他の絵も好みストライクな感じで更に興味がわいてきた。
この方の絵、他にももっと観てみたいなあ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

ある日の夕食【82】 [*料理]

夕食_121104.jpg

11月4日(日)の我が家の夕食。
この日のブランチ用に用意した材料、予定が変わって使用しなかったので、
急遽夕飯メニューの材料に回して、足りない材料は買い足し。
献立は…

豚肉野菜炒め
*具材は、豚小間切れ肉(塩・胡椒して揉み込んでおく)・キャベツ・にんじん・
 玉ねぎ・ピーマン。フライパンに胡麻油を熱して炒める。
 合わせ調味料(オイスターソース・醤油・酒・鶏ガラスープの素)で味付けする。

ひじきと椎茸と油揚げの炊き込みご飯

カニと三つ葉と卵のスープ
*具材はカニのほぐし身(缶詰)・三つ葉・溶き卵。
 味付けは味覇(ウェイパァー)で。

胡麻豆腐
*市販品の胡麻豆腐に胡麻ドレッシングをかけ、黒胡麻少量をふる。

おかかレンコン
*市販品。

アルコール類
*夫は缶発泡酒、私は缶チューハイ。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。