「裏切りのサーカス」 [*映画]
●監督:トーマス・アルフレッドソン
●原作/製作総指揮:ジョン・ル・カレ『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』
●特別協力:ポール・スミス
●2011年/イギリス・フランス・ドイツ合作
2014年7月1日(火)21:05〜23:30、ムービープラスにて視聴。
ゲイリー・オールドマン演ずる老スパイ[スマイリー]をはじめ、
登場する俳優陣がみんな渋カッコ良過ぎる!
ピシッとキマったスーツ姿も魅せてくれるなあ。
(ちなみに、特別協力者としてポール・スミスが参加してます)
映像は全体的に重々しく、灰色がかった抑えめの色調でこれまた好み。
東西冷戦下の時代、
英国情報局秘密情報部MI6とソ連国家保安委員会KGBは熾烈な情報戦を繰り広げていた。
そんな中、英国諜報部《サーカス》のリーダー[コントロール]は、
長年に渡り組織幹部の中に潜り込んでいるソ連の二重スパイ《もぐら》が
存在するという情報を掴む。
だが、独断で行った作戦は失敗。
責任を取って組織を去った[コントロール]が謎の死を遂げ、
彼と共に引退した老スパイ[スマイリー]に《もぐら》を捜せという命令が下る。
派手なアクションも銃撃戦も一切なし。
実在の事件を基に描く、静かでリアルな頭脳戦。
そもそも公式サイトのキャッチコピーが
『一度目、あなたを欺く。二度目、真実が見える。』だし、
「1回観ただけで全てを理解するのは難しい」みたいな感想も多くみかけたので、
この映画はもうハナっから、最低でも2回は観るつもりで臨む。
確かに初見だけでは筋が掴みづらかった…。
同一人物をコードネームで呼んだり、本名で呼んだり。
セリフは少ないし、シーンとシーンの繋げ方も時系列がバラバラで断片的。
制作側の意図で、敢えてそういう難解な構成にしてるんだろうと思いつつ、
頭の中は「???」が飛び交いっぱなし。
でも、プロフェッショナルな仕事に徹した冷徹ぶりの中に、
ほんの数秒だけ、人物の感情がわずかに垣間見えるシーンが織り込まれると、
俄然、【燃え】スイッチが入ります(笑)。
それと、これは後から知ったけど、
ヘイドン(コリン・ファース)が○○、
ギラム(ベネディクト・カンバーバッチ)が□□設定だったとは!!
隠された【萌え】要素があったわけですね。やだ、気がつかなかったわ><
ストーリーを深くきちんと理解するには私の頭じゃ足らないんだけど、
ネットで見つけた解説サイトや親切なまとめのおかげでだいぶ補完できたので、
2度目の視聴が楽しみ!
7月中にあと2回、8月にも2回、同じくムービープラスで再放映だよ!