皆川博子「悦楽園」 [*読書ノート(国内)]
『異色の恐怖犯罪小説(クライムノヴェル)傑作集!
美に憑かれた芸術家、無軌道な若者、憎みあう母娘…
狂った人々が織り成す、愛と相剋の犯罪図絵!』
【出版芸術社 ふしぎ文学館『悦楽園』単行本オビのコピーより】
おいおいおいおいおいおい・・・!!
全10編中、『獣舎のスキャット』がダントツで突き抜けちゃっていらっしゃいます。
あまりの破壊力に背筋がビリッときた(でも好き)。
『聖夜』の伯母も凄いけど。
キャラが立ち過ぎちゃって。アレ過ぎちゃって。
ムカつくの通り越して終いには笑ってしまった。
登場人物たちがどういう結末を辿ったのかは、
全て〈あくまで〉読者の想像に任されてる。