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ひとり美術館ハシゴ【08】 [*アート鑑賞]

7月13日(水)は、
国立新美術館松濤美術館に行って来ました。
この日は森美術館サントリー美術館に行った時とは打って変わって超猛暑。
ほんのちょっとの徒歩移動もキツかったなあ。
炎天下で日傘が手放せない一日でした。

*六本木駅へ
 ↓
国立新美術館「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」を観る
ぐるっとパスを利用)
 ↓
*乃木坂駅から千代田線で表参道まで移動。半蔵門線に乗り換えて渋谷駅へ
 ↓
松濤美術館
「チェコ・アニメ もうひとりの巨匠 カレル・ゼマン展 トリック映画の前衛」を観る

…と、今回はこんな感じの流れで2館の展覧会を回りました。


 国立新美術館 
「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展チラシ.jpg

国立新美術館.jpg

『これを見ずに、印象派は語れない。』
やはりコレは押さえておかないと!な企画展ですね。
開催前からいろんなとこで話題になってただけあって、
平日の昼間もかなり混んでました。

アメリカ・ワシントンD.C.に位置し、
12世紀から現代に至るまでの西洋美術コレクション約12万点を所蔵する
世界有数の規模と質を誇る美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリー
今回の企画展では、
同館所蔵の印象派・ポスト印象派作品の中から日本初公開約50点を含む
全83点が紹介されています。

特に気に入ったのは、
フレデリック・バジール「若い女性と牡丹」(1870年)。
牡丹の花を掲げながら、こちらを見つめる黒人女性。
くっきり際立つようなタッチと女性の前に並べられた花々の鮮やかな色が
印象的だったからかな、観る者の目をパッと引く力強さを感じました。
帰宅後、ネット検索で調べてわかったことだけど、
この作品はワシントン・ナショナル・ギャラリーの常設コレクション作品に
指定されている中から貸し出された9点のうちのひとつなんだそうです。
常設コレクション作品「一度に12点までしか貸し出すことができない」という
 暗黙の掟があり、これほどまとまった点数が貸し出されるのは極めて稀とのこと)
ちなみに、チラシやポスターのメイン絵画として取り上げられている
 エドゥアール・マネ「鉄道」(1873年)もこの9点のうちに含まれています

ピエール=オーギュスト・ルノワール「踊り子」(1874年)も良かったな〜。
少女のちょっと緊張したような(?)表情も好きだし、
彼女が身に纏うバレリーナ衣装のスカート部分が背景に溶け込みそうな程柔らかく、
ふんわりとした透明感を感じさせてくれます。

ポール・セザンヌ「水辺にて」(1890年頃)にも惹かれました。
風景の緑の優しさに心がとっても落ち着きます。同時に懐かしい気持ちにも。

あ、それとエドガー・ドガ「ディエ=モナン夫人」(1879年)にまつわる
エピソードが面白かった。
この絵ってドガの友人の義母がモデルなんだけど、
完成品が本人に気に入ってもらえず、受取拒否されちゃったんだって…うーむ。
モデルとなったご本人がその時どんな感想述べたのか気になるわ(笑)。

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「ワシントン・ナショナル・ギャラリー展」鑑賞後、
国立新美術館の近くにある「Pe'z magic」という
オーガニック・ハンバーガー&サンドイッチのお店でランチしました。

Pe'z magic.jpg

美術館内の飲食エリアはどこも混んでて落ち着けそうになかったけど、
こっちは空いててラッキー♪
店に入ったのが14時近かったから、混雑のピーク過ぎてたのかも。

ここでの食事は今回が初めて。
ハンバーガーとサンドイッチ、どちらにしようか迷ったけど、
ハンバーガープレートの方を注文してみた。
お肉も野菜も付け合わせのくるんと丸まった珍しい形のフレンチフライも
みんな美味しかった〜♪

食後のサービス赤ジソのジュースをいただきました。自家製だって。
こっちも美味しかったです。

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 松濤美術館 
「チェコ・アニメ もうひとりの巨匠 カレル・ゼマン展 トリック映画の前衛」

カレル・ゼマン展チケット.jpg

松濤美術館.jpg

チェコ・アニメーション創設者のひとりであり、
トリック映画の代表的巨匠でもあるカレル・ゼマン(1910〜1989年)。
伝統的人形劇に想を得た人形アニメーション、
ガラスの立体を使ったコマ撮り、その他様々な仕掛けを駆使しながら、
斬新な映像を創り続けた幻想世界の創造者。

今回の企画展示は日本で初めての回顧展となるそうです。
遺族が所有する原画、作中で使用された人形、絵コンテ、
製作過程の資料、アニメーション作品の上映など、その内容は多岐にわたります。
とても充実度の高い内容で、本当に楽しかったです。

恥ずかしながら、
この企画展のことを知るまで彼についての知識は全くなかったのだけど、
想像力溢れる楽しくて愛らしい作品の数々にすっかり魅了されてしまいました!

閉館時間が17時に変更されていたことをうっかり忘れ
18時までと勘違いしていたため、
鑑賞タイムが予定より短くなってしまって残念…(泣)。
上映作品も全部観きれなかったし
図録やグッズをチェックする時間がなかったのも心残り。
あーあ、ポストカード売ってたら買いたかったなあ。
私の馬鹿〜っ。

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今日のつぶやき 2011/07/25 [*Twitterまとめ投稿(〜2013/8/5)]

  • Heri_BeriHeri_BeriPendulumのBrixtonライブDVD、ヘビロテし過ぎにも程があるだろ>私 ビデオテープだったら確実に擦り切れてるわw07/24 23:11

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