「ドアーズ/まぼろしの世界」 [*映画]
11月24日(水)、シアターN渋谷で
「ドアーズ/まぼろしの世界」を観て来ました。
観に行ったのは、
先日ブログ記事としてアップした
太田記念美術館「ハンブルク浮世絵コレクション展」を鑑賞した日の夜。
ハンブルク展記事の後、この映画の話もすぐアップするつもりだったけど、
先月末から仕事期間に入っていたためなかなか感想が書けず、
随分と間があいてしまいました。
もう既に頭の中あやふやになってきてるな…記憶力の悪い自分にヤレヤレ。
The Doorsの曲大好き!
…といっても、ただアルバムを2枚持っているだけで
(『ハートに火をつけて』と『まぼろしの世界』)
他にこれといった詳しい知識があるわけではないので、
今回の映画鑑賞は
リアルタイムのドアーズを知らない自分にとって、
バンドのことを知るという意味でも、とても良い機会だったと思います。
監督はトム・ディチロ、ナレーションはジョニー・デップ。
新たな撮影は一切行われず、関係者のインタビューなども全くなし。
当時の映像とナレーションのみで構成されている
このドキュメンタリー映画はとてもストレート。
あるひとつのバンドの有り様がまるで現在進行形であるかのように
映像・音と共にまっすぐ迫ってくる…そんな気持ちで観ていました。
ジム・モリソンの過激な発言や、
アルコールやドラッグにまつわる数々のトラブルには、
思わずハラハラさせられます。
私はただスクリーンに向かっていただけなのに、
ついドキリとしちゃいましたよ。
ジョニー・デップの淡々としたナレーションも良かったです。
過剰な演出も感情に走ったストーリーづけも全くなされてなくて、
そんな冷静さがかえって魅力的でした。
観ることができて良かった!
この映画のおかげで、更にドアーズが好きになりました。