ひとり美術館ハシゴ【39】 [*アート鑑賞]
3月14日(金)は、
三井記念美術館、三菱一号館美術館に行って来ました。
●三井記念美術館で「三井家のおひなさま」展を観る
(ぐるっとパスを利用)
↓
*メトロリンク日本橋(無料巡回バス)で移動。
フィルムセンター近くのバス停(地下鉄京橋・宝町駅)から徒歩で移動。
↓
●三菱一号館美術館で「ザ・ビューティフル」展を観る
(ミューぽん割引を利用)
…と、今回はこんな感じの流れで2館を回りました。
■ 三井記念美術館 ■
「三井家のおひなさま/特集展示 宴のうつわ」
ぐるっとパスのおかげで入場料は無料♪
日本橋に春の訪れを告げる「三井家のおひなさま」展。
今年も三井家の夫人や娘が大切にしてきたひな人形やひな道具を、
一堂に公開いたします。
(「三井家のおひなさま」チラシ裏面の紹介テキストより抜粋)
何年か前から気になってた三井家のおひなさま、やっとみれた!
格調高く、見事でした。
眼福のひととき。
加えて今回は、五月人形や市松人形を特別公開。
そして、「宴のうつわ」と題して、
三井家の宴席などで使用されたうつわも紹介されていました。
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「三井家のおひなさま」鑑賞後は、
メトロリンク日本橋(無料巡回バス)+徒歩移動で三菱一号館美術館へ。
ちょっと疲れたので、
「ザ・ビューティフル」へ向かう前にCafe 1894でひと休み。
三菱一号館美術館へは何度も足を運んでいるけど、
Cafe 1894っていつもすごーく混んでるから、一度も入れたことがなく…。
この日はたまたま運良く空席があってラッキーでした☆
ザ・ビューティフル展タイアップメニュー「陽だまりティーセット」を注文。
今企画展のメインビジュアルでもある
アルバート・ムーアの《真夏》がモチーフとなっているそうです。
コーヒーと一緒にいただきながらも、
よく考えたら英国がテーマの美術展なんだし、
飲み物にも拘って紅茶にしたら良かったとプチ後悔…w
パフェにはバーベナのピンクと青、
ジャポニスムの影響を模した桜の花びらが閉じ込められた
新食感ゼリーを添えて華やかさをプラス。
お口の中にホワイトチョコと、ジャスミンの香りが広がります。
マンゴーソースには、はちみつで煮たライムを加え、
陽だまりのような爽やかさと優しさを演出しました。
ソースの下には、ふわふわ食感のクレームダンジュ。
軽やかなパフェと対照的な重厚感のあるオレンジ風味のスコーン。
いちじくやチェリー、クルミを練りこみ、
美しく彩られたスコーンをカシスジャムと共にお楽しみください。
(「ザ・ビューティフル」公式サイト内カフェメニュー紹介ページより抜粋)
ちなみに、帰宅後、他の人の感想も知りたくてTwitter検索ったら
『相棒』の話題とセットなツイ多し。
「?」と思って調べてみたら、
どうやらちょうど『相棒』でCafe 1894がドラマの舞台として登場した模様。
12日放映だったそうで。みたかった!
ドラマロケだから当たり前だけど、
いつも激混みなあのカフェがすごい空いててすごい静かだなんて…。
私も一度でいいから貸し切り状態でゆっくり優雅にお茶してみたいものです。
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■ 三菱一号館美術館 ■
「ザ・ビューティフル 英国の唯美主義 1860-1900」
19世紀後半の英国で、
唯美主義者と呼ばれる前衛芸術家たちが追い求めた「新たな美」。
それが大衆にまで広がって、壮大なムーヴメントへと発展していったそうな。
この「唯美主義運動」が日本で総合的に紹介されるのは、今回が初。
唯美主義から生まれた数々の作品、日本美術の影響が多大であったことも見逃せない。
異国からみた遥か遠い島国の芸術がこうして日本の美術館でみられる、というのも
この企画展の個人的見どころのひとつかな。
ビアズリー(オーブリー・ビアズリー)作品がたくさんあって嬉しかった。
今まで本でしかみたことなかった
●「ヨカナーン、私はおまえの口にくちづけしたよ——サロメ」(1893年)、
●「クライマックス——サロメ」(1907年〈1894年初版〉)。
そして、●『書籍宣伝ポスター「筆名・本名叢書」』(1894年)は、
カラー・リトグラフ製。
ビアズリーのカラー作品って珍しいよね?
それと、西美でお馴染みの大好きな
●ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ「愛の杯」(1867年)も久しぶりに観れた!
●フレデリック・レイトン「母と子(さくらんぼ)」(1864-1865年)は、
さくらんぼの赤い色と女性の蒼白い肌の色とのコントラストが美しい。
●ジョージ・C.ヘイテ『布地「コウモリ」』(1880年頃)も良かった。
えんじ色・金色・ダークグリーンの配色。
●ルイス・フォアマン・デイ「掛時計」(1879年)は、
マホガニーに黒檀調の塗装を施し、表面に人物画が描かれてる。
インテリアにこんな時計があったら素敵だ。
写真作品である●フレデリック・エヴァンス「階段の海」(1903年)は、
このまま中に取り込まれたくなってしまいそうな、誘惑的な魅力を感じました。
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