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小池真理子「墓地を見おろす家」 [*読書ノート(国内)]

【※この日記は別サイトで2008年12月22日にアップしたものを転記しています】

 

墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫)

墓地を見おろす家 (角川ホラー文庫)

  • 作者: 小池 真理子
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1993/12
  • メディア: 文庫

 

12月2日から読み始め、12月9日読了。

 

小池真理子さんの作品を読むのは今回が初めて。

「墓地を見おろす家」ってずっと近年の作品だと思い込んでたけど、実は1988年に発表されたものだったんですね。ホラー小説も読むようになったのってほんの何年か前からだから有名な作品にもかかわらず全然知らんかった…(汗)。

 

この本を読んだ人の感想やレビューを見ると、「すっっっごく怖い!!!」って人もいれば、「全然怖くなかった」「拍子抜け」って人もいる。読む人によってあまりにも感想がバラバラなので、一体どんなストーリーなんだろう?と気になり出したのがこの本を読んでみようと思ったきっかけです。

 

全部読み終えて…う〜ん…文章は読みやすいし、部分部分で引き込まれる場面はあったけど、私も正直、ものすごく怖い!とまでは思えなかったな。

主人公夫妻にもあんまり共感出来なかったし…。不倫はダメだろ、やっぱり…。

 

でも、ラスト3ページのあの終わり方は何となく好きだったりします。

 

【↓↓↓以下、微妙にネタバレなので一応ここで切ります↓↓↓】

 

 

このいわく付きマンションの販売チラシ。

一番最初のページに載ってたやつと一番最後のページに載ってたやつ。


最後の方に出てくるチラシでは、最初の時より700万も値下がりしてはいるけど、まだ売り続けるつもりなんだね…。


こんな超ワケあり物件を売ろうとしてるヤツは、肝心なコトは隠して素知らぬ顔で何も知らない客に高い買い物をさせるつもりなのだろうか。そう考えると…こっちの方が別の意味で悪意を感じて怖いな〜。


あと、この作品の登場人物の中で一番最悪な被害者ってやっぱり達二・直美夫妻だよね。

飛んだとばっちり以外の何ものでもない…(泣)。


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