ガストン・ルルー「ガストン・ルルーの恐怖夜話」 [*読書ノート(海外)]
【※この日記は別サイトで2008年9月29日・10月17日にアップしたものを転記しています】
ガストン・ルルーの恐怖夜話 (創元推理文庫 (530‐1))
- 作者: ガストン・ルルー
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1983/01
- メディア: 文庫
9月28日から読み始め、10月17日読了。
時間かかってしまったけどやっと読み終えた。
やっぱり途中で仕事期間に入ると、ただでさえ遅い読書スピードがガクッと落ちるなぁ…。
仕事のある日は、本読むとしたら通勤電車に乗ってる間だけなんだけど、朝はともかく帰りの電車に乗る頃は完全に目が疲れてるから、文庫本の活字はやっぱキビシイ。どんなに帰りが遅くてもネットは絶対やるクセに(笑)。
ちなみにあの有名な「オペラ座の怪人」の方は未読。
この短編集が自分にとっては初めてのガストン・ルルー作品。
もともとこの本を読もうと思った理由は『胸像達の晩餐』という作品に一番興味を持っていたから。
恐怖小説といっても、内容はさすがに古風というか露骨でショッキングな怖さではなかった(あ、でも苦手な人にはやっぱり向かないかも)。
中でも一番印象的だったのは、やっぱり『胸像達の晩餐』。
このタイトルの意味がわかると更に怖気が…。
頭の中で映像化してみる…ダメだ…ヤバい、おぞましすぎ。
(↑や、面白かったけどね)
次に怖かったのは『火の文字』。
なんか地味に怖いというか、読み終わった後でジワジワくる感じ。
あの「あるじ」は一生あの言葉につきまとわれるのか…。
『ヴァンサン=ヴァンサンぼうやのクリスマス』。
これは怖いというより、最後の最後で切なくなってしまった。
なんかここのところ猟奇ものばっかり読んでるような気が(笑)。
コメント 0