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ひとり美術館ハシゴ【41】 [*アート鑑賞]

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10月20日(月)は、国立新美術館に行って来ました。
ハシゴといっても今回は、同じ館内の2つの美術展へ。

国立新美術館「オルセー美術館展」を観る
ぐるっとパスを利用)
 ↓
*一旦外へ出て、近場のカフェで休憩。
 ↓
同じく国立新美術館「チューリヒ美術館展」を観る

…と、今回はこんな感じの流れで2つの企画展を回りました。


 国立新美術館 
「オルセー美術館展 印象派の誕生 —描くことの自由—」

オルセー美術館展チラシ.jpg

“印象派の殿堂” として知られるパリ・オルセー美術館から、約80点の絵画が来日。
テーマは “印象派の誕生”
マネに始まり、
モネルノワールドガセザンヌ印象派の立役者となった画家たちの作品だけでなく、
同時代のコローミレークールベレアリスムから、
カバネルブグローらのアカデミスム絵画も集結。

最終展示日だったこの日。
ほんっっっとギリギリセーフだったな…(^^;

あまりにも人が多過ぎ&絵も人の頭越しに遠くからしかみえなかったので、
正直、特筆できることがあまりありませぬ><
まあ、印象派の人気の高さを改めて実感したってとこかな。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−ココからは【自分用メモ】−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ここで、19世紀後半の印象派が誕生した時代について少しお勉強。

★19世紀半ば頃、パリでは急速に近代化が進む。
 近代都市へと姿を変えていくパリには、若い画家たちが集まり、
 彼らの中から「新しい絵画」が生まれようとしていた。
★19世紀のフランスで、芸術家として身をたてるには、
 国が運営する最も権威ある展覧会「サロン」に入選しなければならなかった。
 名誉と成功を手にしようと大勢の画家がサロンに挑戦。
「現代の」絵画を追求していたエドゥアール・マネは、
 それまでにない表現を用いた作品をサロンに次々と出品したが、
 新しい傾向を好まないサロンではなかなか認められず。
★しかし、従来の価値観にとらわれないマネの表現は、
「新しい絵画」としてモネルノワールら若手画家たちから強く支持された。
モネ印象派展に度々マネを誘ったが、マネサロンで認められることに拘り、
 印象派展には一度も参加しなかった
★19世紀後半、自由で新しい絵画表現を追求する画家たちの間で、
 古い価値観しかもたないサロンの審査に対する不満が高まり始める。
サロンに見切りをつけたモネは、
 1874年、セザンヌドガルノワールらともに展覧会を開催。
 モネがここに出品した《印象、日の出》という作品タイトルから、
 彼らは「印象派」と呼ばれるようになった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−【自分用メモ】ココまで−−−−−−−−−−−−−−−−−−

アレクサンドル・カバネル『ヴィーナスの誕生』(1863年)が観れて嬉しかったあ。

ジュール・ルフェーヴル『真理』(1870年)や、
エドガー・ドガ『バレエの舞台稽古』(1874年)も良い!

クロード・モネ『草上の昼食』(1865〜1866年)は、
マネの同名作に触発されて描いたもの。
家賃を払えず、この絵はやむなく大家の手に渡ってしまう。
取り戻した時には、損傷のため分断せざるを得なかったそう。

鑑賞後は、特設ショップでお買い物。
ポストカードは、気に入った作品の中からドガ『バレエの舞台稽古』を。
ルフェーヴル『真理』も欲しかったけど、完売してて残念!

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次の「チューリヒ美術館展」に行く前に、
「デンメア ティーハウス」という、ウィーンの紅茶商のお店で休憩&お茶タイム。

デンメアティーハウス_01.jpg

デンメアティーハウス_02.jpg

赤い色を基調に黒とブラウンを織り交ぜたインテリアが素敵。
大人っぽい雰囲気で落ち着きます。

スコーン(アプリコット&サワーチェリージャム付)
イングリッシュ・ブレックファーストと一緒にいただきました♪

デンメアティーハウス_03.jpg

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 国立新美術館 
「チューリヒ美術館展 印象派からシュルレアリスムまで」

チューリヒ美術館展チラシ.jpg

スイス・チューリヒ美術館の10万点以上にのぼる所蔵品の中から、
近代美術コレクション74点を紹介(日本でまとめて紹介されるのは今回が初)
印象派を代表する画家モネが晩年に手掛けた幅6mにおよぶ睡蓮の大作、
セザンヌゴーギャンルソーポスト印象派の画家たち
ホドラーヴァロットンクレージャコメッティといったスイスゆかりの作家たち
カンディンスキーモンドリアンらの抽象絵画
さらに、ムンクマティスピカソシャガールミロダリといった
20世紀美術の巨匠たちの作品などなど…。

スケッチや習作の展示はほとんどナシ。
印象派からシュルレアリスムに至るまで、幅広く見応えのある展覧会でした。

それと、解説がわかりやすくて嬉しい!
ひとりの作家を個別に特集する「巨匠の部屋」
各時代の美術運動や流派をまとめた「時代の部屋」を交互に並べた構成。

フェリックス・ヴァロットン『訪問』(1899年)、
静謐さの奥に凍りつくような不穏さが漂う感じ…ハンマースホイの絵画と相通ずるものが。

ルネ・マグリット『9月16日』(1956年)。
この絵も大好き!

鑑賞後は特設ショップにて、
チューリヒ美術館展オリジナル缶入りクッキー
ルピシア・缶入り紅茶(パウル・クレー/スーパーチェス)
ポストカード(フェリックス・ヴァロットン/訪問)を購入。

ネット上では、
「パッケージはオサレ、でも缶の中身のクッキー・デザイン(?)が・・・」
と、ツッコミ集中してたらしいけど、
コレ、普通に可愛いじゃないか♪ どれから食べようか迷った(笑

それと、なぜかマグリット『9月16日』のポストカードは売ってなし。
欲しかったのに〜;

▼上:ポストカード(フェリックス・ヴァロットン/訪問)
右下:ポストカード(エドガー・ドガ/バレエの舞台稽古)
左下:ルピシア・缶入り紅茶(パウル・クレー/スーパーチェス)
オルセー&チューリヒ展みやげ.jpg

チューリヒ美術館展オリジナル缶入りクッキー
チューリヒ展クッキー.jpg

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