「パンズ・ラビリンス」 [*映画]
●監督・脚本:ギレルモ・デル・トロ
●2006年/メキシコ・スペイン・アメリカ合作
2014年7月9日(水)18:00〜20:30、ザ・シネマにて視聴。
ヴィダル大尉…いろんな意味で凄いな…。
ぺイルマンやパンや大ガエルよりも凄いよ…。
奇妙で、美しくて、残虐で、グロテスク。
夢の中の出来事かもしれないし、どっか現実がねじれちゃっただけかもしれない、
とにかく不思議な物語。
えぐいシーンが多いので、残酷な描写嫌いな方は観ちゃあダメ><
1944年、内戦終結後のスペイン。恐怖政治に覆い尽くされた暗黒の時代。
戦乱で父を亡くした少女オフェリアは、
母が独裁政権軍で大尉を務めるヴィダルと再婚したのを機に、ともに山奥の駐屯地へと移り住む。
母親は妊娠中であった。
途中の山道で奇妙な昆虫と出会い、
これをきっかけに、彼女は現実とは思えない体験をすることとなる。
ある夜、オフェリアのもとに昆虫が現れ、突然妖精へと姿を変えた。
彼女は妖精に導かれ、森の奥にある迷宮へと辿り着く。
そこには牧羊神のパンがいて、
彼女が「地底の王国の姫君」の生まれ変わりであると告げた。
パンの話を信じたオフェリアは、王国へ戻るために必要な3つの試練に挑んでいくが…。
大人たちによって歪められた世界。あまりにも過酷過ぎる現実と恐怖。
なのに、ファンタジックなお話と見事溶け合っていて巧いと思う。
話運びのテンポも良いと思う。
あのラストは、
オフェリアにとって「幸福」だったのかな。「悲劇」だったのかな。
私は、(以下ネタバレ自粛)。
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