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ひとり美術館&博物館ハシゴ【36】 [*アート鑑賞]

9月20日(金)は、
国立科学博物館東京都美術館国立西洋美術館に行って来ました。

国立科学博物館「THEATER 36○」「日本のアザミの秘密」展
「教授を魅了した大地の結晶」展を観る
ぐるっとパスを利用)
 ↓
東京都美術館「ルーヴル美術館展」を観る
ぐるっとパスを利用)
 ↓
国立西洋美術館「ミケランジェロ展」「ル・コルビュジエと20世紀美術」展
「イタリア版画 ― 新収作品を中心に」常設展を観る

…と、今回はこんな感じの流れで3館を回りました。


 国立科学博物館 
「THEATER 36○(シアター・サン・ロク・マル)」
「日本のアザミの秘密」
「教授を魅了した大地の結晶 北川隆司 鉱物コレクション200選」

国立科学博物館_01.jpg

★★★「THEATER 36○(シアター・サン・ロク・マル)」★★★
科博には13時過ぎに着いたんだけど、
入館してすぐ「THEATER 36○」入口に向かったら、ちょうど上映開始直前。
なので、そのまま入場&鑑賞。
今月の上映作品は『宇宙137億年の旅』『人類の旅』
『人類の旅』の方は今回初めて観た。2013年の新プログラムらしいです。
映像に登場する猿人原人旧人新人(ホモ・サピエンス)『進撃の巨人』ぽく、
進撃好きの人はちょっとそれっぽい雰囲気を体感できて面白いかも。
ホントにココはいつ来ても楽しいなあ〜。「THEATER 36○」大好き!!

THEATER 36○パンフ.jpg

★★★「日本のアザミの秘密」★★★
(日本館 1階)
日本の秋を代表する植物のひとつ、アザミ
実は、日本のアザミは世界でも例をみないほど多様性に富んだ植物なのだそう。
この企画展では、そんな日本のアザミの多様性を実物標本や写真とともに紹介、
また、アザミと人の関わりや、
研究者がどのような取り組みをしてきたかについてなども知ることができます。
薬として使われたり生活の中に取り入れられている様々なデザインのもととなっていたり、
なんと、アザミのおかげで救われた国もかつてあったとか。
普段はあまりにも身近過ぎて特別注目したことはなかったけど、
こうして詳しく紹介されているのをみると今まで全く知らなかったことも多く新鮮でした。

日本のアザミの秘密チラシ.jpg

★★★「教授を魅了した大地の結晶 北川隆司 鉱物コレクション200選」★★★
(日本館 地下1階)
故・北川隆司教授(広島大学)が私財を投じ生涯にわたって収集した
約2000点の個人鉱物コレクション
鉱物の魅力を広く伝えたいという遺志を受け、
そのコレクションの中から特に良質な標本200点をセレクト、
遺族の了解のもと公開されています。
自然がつくりだす造形美と色の数々。みればみるほど不思議でスゴイ!!

教授を魅了した大地の結晶チラシ.jpg

この日は晴天だったので、
ずっと前から気になってた地球館屋上のハーブガーデンにも行ってきました。
開花の時期はとても綺麗だろうなあ。

国立科学博物館_02.jpg

国立科学博物館_03.jpg

国立科学博物館_04.jpg

同時開催中の「深海」展も観たかったけど、時間の都合で今回は諦めた;

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 東京都美術館 
「ルーヴル美術館展 〜地中海 四千年のものがたり〜」

ルーヴル美術館展チラシ.jpg

東京都美術館_01.jpg

東京都美術館_02.jpg

東京都美術館_03.jpg

「ルーヴル美術館展」鑑賞前に都美2階にある「MUSEUM TERRACE」で遅めの昼食。
この日は、枝豆と湯葉の豆乳グラタンアイスコーヒーを注文。
グラタンはさっぱりめで美味しかった。また食べよう。

東京都美術館_04.jpg

「古代エジプト美術部門」「古代オリエント美術部門」
「古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門」「イスラム美術部門」「彫刻部門」
「工芸品部門」「絵画部門」「素描・版画部門」
…とルーヴル美術館の全8部門が日本に集結。
“地中海” を舞台とした4000年にもおよぶ「時間と地域を超える旅」をテーマに、
200点を超える作品を通じて壮大な文化と歴史の流れを展望できる大展覧会。

・・・なんだけど、とにかくパない人の多さ!!!
会場内どこも混雑していて人の頭の後ろからみるのがやっと。解説読むのもままならず。
展示品の中には小ぶりの装飾品・調度品も多かったから、
みんな近くでじっくり鑑賞したいがために列がなかなか動かないのよね;
仕方ないので、とにかく遠くからでも全作品をみることだけに専念。

まあ、特別出品作だった
『アルテミス:信奉者たちから贈られたマントを留める狩りの女神、
通称「ギャビーのディアナ」』
(制作年:100年頃/1792年に発見された彫像)は見れたし、
国内で、遠目にでも地中海地域の歴史と文化の一部を概観できただけで良しとするか。

生きてるうちにいつか本場のルーヴル美術館も行けたらいいな。

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 国立西洋美術館 
「システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展 天才の軌跡」
「ル・コルビュジエと20世紀美術」
「イタリア版画 ― 新収作品を中心に」

国立西洋美術館_01.jpg

国立西洋美術館_02.jpg

★★★「システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展 天才の軌跡」★★★
「神のごとき」と称されたイタリア・ルネサンスの大芸術家ミケランジェロによる
創造の軌跡とその波紋を、
彼の子孫のコレクションを引き継ぐカーサ・ブオナローティ
(元来1508年ミケランジェロがフィレンツェ旧市街のギベッリーナ通りに購入し、
1516年から25年まで居住した邸宅。現在は美術館として一般公開されている)
の所蔵品から紹介するもの。

なかでも目玉は、彼が15歳前後で制作したとされる「階段の聖母」(1490年頃/日本初公開)。
初期の大理石浮き彫りによる作品で、
長期貸し出し展示されるのは今回が初めてとのこと。

映像コーナーで上映されていた「Sistine 4K」(約10分)も良かった。
バチカンのシスティーナ礼拝堂内部に
TBSの超高精細4Kカメラ(日本の放送局としては初めて)が入る。
展覧会開催のわずか9日前に行われた撮影は、
実は長期間にわたる粘り強い交渉の結果、特別に許可されたものなのだそう。
旧約聖書「創世記」の9つの場面を中心とする『システィーナ礼拝堂天井画』
そして、再臨したイエス・キリストによって裁かれる人々を描いた祭壇壁画『最後の審判』
ミケランジェロが残した人類至宝の芸術、そして宗教と芸術の一大記念碑が
4K映像で細部に至るまで鮮やかに紹介されています。
これ観ると、もう絶対にシスティーナ礼拝堂に行きたくてたまらんくなる!!

ミケランジェロ展チラシ.jpg

★★★「ル・コルビュジエと20世紀美術」★★★
国立西洋美術館の本館を設計したル・コルビュジエ
建築家であると同時に、絵画、彫刻、版画、タピスリー、映像など
様々な分野で活躍した多才な芸術家でもあったそうです。
ここではル・コルビュジエの美術作品とともに、
彼と密接な関わりのあった同時代の芸術家たちの作品も展示されています。

あやうく見落としそうになったけど、
展示作品の中に、ブラッサイ撮影によるル・コルビュジエのアトリエ
(じゃなくて自室だったかな? ちゃんとメモっとけばよかった…><)写真を発見!
ブラッサイは、損J東郷青児美術館でみた「〈遊ぶ〉シュルレアリスム」で知って以来、
ずっと気になってたハンガリー出身の写真家。
見つけた時は心の中でちょっと小躍りしちゃいました。
写真集、まじで探して買っちゃおうかな。

ル・コルビュジエと20世紀美術チラシ.jpg

★★★小企画展「イタリア版画 ― 新収作品を中心に」&常設展★★★
「イタリア版画」展ミケランジェロの出生地にちなんでの小特集かな?
銅版画も好きなジャンルのひとつなので、専門知識はないながらもみるのは好き。
私の好きな「綺麗だけどちょっと怖い」世界がここにもある。

国立西洋美術館_03.jpg

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「ル・コルビュジエと20世紀美術」開催中のためなのか、常設展の展示数は少なめ。
西美常設展は毎回楽しみにしてたから、この点だけちょっと残念。
ロセッティ「愛の杯」ハンマースホイ観たかった!!!!

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他には、これまた西美常設展ではお馴染みの
ダニエル・セーヘルス、コルネリス・スフュト「花環の中の聖母子」(17世紀前半)
国立西洋美術館_05.jpg

それと、
エル・グレコ「十字架のキリスト」(1610-1614年頃)
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ギュスターヴ・ドレ「ラ・シエスタ、スペインの思い出」(1868年頃)
も観れて嬉しかった。
国立西洋美術館_07.jpg

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