ひとり美術館ハシゴ【15】 [*アート鑑賞]
11月24日(木)は、
三菱一号館美術館、出光美術館、東京国立近代美術館フィルムセンターに
行って来ました。
*東京駅へ
↓
●三菱一号館美術館で「トゥールーズ=ロートレック展」を観る
(東京駅周辺美術館MAPの2館目割りを利用)
↓
*徒歩で移動
↓
●出光美術館で「長谷川等伯と狩野派」展を観る
(ぐるっとパスを利用)
↓
*徒歩で移動
↓
●東京国立近代美術館フィルムセンターで
「NFCコレクションでみる日本映画の歴史」展&
「映画女優 香川香子」展を観る
(ぐるっとパスを利用)
…と、今回はこんな感じの流れで3館の展覧会を回りました。
■ 三菱一号館美術館 ■
「三菱一号館美術館コレクション〈II〉トゥールーズ=ロートレック展」
三菱一号館美術館が所蔵する
トゥールーズ=ロートレックによるポスターおよびリトグラフは、
ロートレック自身がアトリエに残し、
親友で画商のモーリス・ジョワイヤンに引き継がれた貴重なコレクションとのこと。
大胆でシンプルな構図。強い色彩。
力強く太い線と流れるような細い線。
浮世絵から多大なる影響を受けたのだそうです。
人物の表情もこれまた独特の味があるのよね。イイなあ。
人物の表情といえば、
「エグランティーヌ嬢一座」(1896年)のエピソードが興味深かった。
絵の中で踊る4人の女性。
彼女たちの視線と表情は互いにライバル心を剥き出しているかのよう。
ちなみにこのグループは後に仲間割れ、解散してしまいましたとさ。
面白〜い!…と言っちゃうと失礼だけど、
そんな題材を敢えてポスターとして
(しかも構図センスいい)仕上げちゃうところがユーモラス。
中でも特に気に入った作品は…
●「ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ」(1891年)
●「ディヴァン・ジャポネ」(1893年)
●「『ラルティザン・モデルヌ』誌」(1896年)
●「ジャヌ・アヴリル」(1899年)
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■ 出光美術館 ■
「日本の美・発見VI 長谷川等伯と狩野派」
水墨画に多くの代表作を遺している長谷川等伯。
そして同時代の狩野派の水墨表現にも目を向けつつ
等伯の水墨画における革新的な側面について紹介する企画展。
光や大気の表現。
墨の微妙な階調でみせる奥行き。
無形のものが包み込む感じ。
等伯作品以外で気に入ったのは…
●狩野長信『桜・桃・海棠図屏風』(桃山時代)
●「元信」印『花鳥図屏風』(室町〜桃山時代)
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■ 東京国立近代美術館フィルムセンター ■
「NFCコレクションでみる日本映画の歴史」
「映画女優 香川香子」
ポスター、写真、雑誌、撮影台本、撮影機、映写機、
映画人の個人資料、映画プログラムなど、
映画にまつわるありとあらゆる資料の数は何度みても莫大で圧倒的!
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