ひとり美術館ハシゴ【10】 [*アート鑑賞]
9月28日(水)は、
国立新美術館、サントリー美術館に行って来ました。
今回は徒歩で移動出来る距離だったから、
時間を気にせず鑑賞に集中できる!
■ 国立新美術館 ■
「モダン・アート, アメリカン —珠玉のフィリップス・コレクション—」
ここではぐるっとパスを利用。
初日だったけど、平日のお昼時だったためか展示室内は割と空いてた。
ひとつひとつの絵をゆったり鑑賞できて嬉しい。
今回一番楽しみにしていたのは、
エドワード・ホッパーとジャクソン・ポロック。
ホッパーの「日曜日」(1926年)と「都会に近づく」(1946年)。
2作品とも何ともいえない引力めいたものを感じます。
絵の前から離れ難くなっちゃうんだよね。
一見、何の変哲もないごく日常的な風景なのに
そこはかとなく漂う孤独感や愁いを含んだ静寂さ。
「日曜日」の中で
一人ぽつんと座り込む男性に自分を重ね合わせると一層切なくて。
「都会に近づく」を見た時の不思議な既視感は何だろう。
曖昧な不安のような高まりのような…。
いつか「ナイト・ホークス」や「ニューヨーク・ムービー」、
そして他の作品も生で観ることができたら最高に幸せだろうなあ。
ポロックも楽しみにしてたんだけど、
ここでは1点しか展示されていなくて残念!
来年2月から開催されるポロック展(東京国立近代美術館)に期待しよう!
ジョージア・オキーフは恥ずかしながら今まで全然知らなったです…。
予備知識のないままに行ったけど「葉のかたち」(1924年)は良かった。
家に帰って検索かけてみたら神秘的で大胆な色彩の作品揃いで
遅ればせながら素晴らしい画家のひとりだったことに気づく。
ああ、まだまだ不勉強な私。これから追いかけていこう。
他の作品で気に入ったのは
●ジョン・スローン「冬の6時」(1912年)
●グランマ・モーゼス(アンナ・メリー・ロバートソン・モーゼス)
「フージック・フォールズの冬」(1944年)
●モーリス・グレイヴス「8月の静物」(1952年)
●サム・フランシス「ブルー」(1958年)
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■ サントリー美術館 ■
「開館50周年記念「美を結ぶ。美をひらく。」III
コーニング・ガラス美術館特別出品
あこがれのヴェネチアン・グラス —時を超え、海を越えて」
この日を逃したら多分最終日まで行けないので間に合って良かった!
前に「不滅のシンボル 鳳凰と獅子」展行った時、
「美を結ぶ。美をひらく。」シリーズのうち
好きな企画展にひとつだけ入場できるという非売品の招待券を貰ったので
それを活用させていただきました。おかげで無料で楽しめた♪
東京都庭園美術館の「皇帝の愛したガラス」展も良かったけど、
こちらも存分に見応えあり!
改めてガラス芸術の美しさ、装飾の繊細優美さを堪能しました。
西洋のヴェネチアン・グラス作品だけにとどまらず、
南蛮船の渡来によって誕生した18〜19世紀頃の和ガラス作品や
ヴェネチアン・グラスの魅力を受け継いだ現代アート作品も数多く展示。
こちらも興味深かったです。
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