ひとり美術館ハシゴ【09】 [*アート鑑賞]
7月14日(木)は、
東京都庭園美術館、松岡美術館、目黒区美術館に行って来ました。
…って、ああもう2ヶ月以上も経ってしまったじゃないかorz
ここのところブログの更新がまったく捗らず、記憶もどんどんあやふやに…。
とにかく書けるところだけ書いていこう。
*山手線でJR目黒駅へ
↓
●東京都庭園美術館で
「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」展を観る
(ミューぽん割引を利用)
↓
*徒歩で移動
↓
●松岡美術館で
「松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと
—ジョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまで—」展を観る
(ぐるっとパスを利用)
↓
*徒歩で移動
↓
●目黒区美術館で
「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」展を観る
(みゅーポン割引を利用)
…と、今回はこんな感じの流れで3館の展覧会を回りました。
■ 東京都庭園美術館 ■
「国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス」
JR目黒駅に着いて、最初は松岡美術館から…と思ったけど、
庭園美術館は午後から混雑しそうな気がしたので、
先に庭園美術館から回ることに。
さすがに午前中はまだ人の入りが少なかったようで、
ゆっくりじっくり鑑賞することができました♪
ロシアのサンクトペテルブルグにある国立エルミタージュ美術館は、
ロマノフ王朝の栄華を彷彿とさせる壮麗な宮殿建築とその膨大な所蔵品によって、
世界屈指の美術館に数えられているそうです。
今回の企画展では、
世界有数の質と量を誇る同館のガラスコレクションの中から
精選された約190点の名品を通じて、
欧州ガラス工芸の歴史的変遷を包括的に概観することができます。
ロシア帝国成立以後、
歴代の皇帝や貴族によって収集されたヨーロッパ・ガラス作品群は、
富や権力の象徴として宮廷や居館内を美しく装飾するために使われたほか、
時には国家間の贈答品としてもたらされたものもあるとか。
加工に大変高度な技術を必要とするガラス製品は、
それ自体が国力や技術的な水準を誇示する役割を担っていたようです。
ガラス工芸の歴史もこうしてみると奥が深いのね。
美しい作品ばかりでどれも素敵だったけど、
特に2階に飾られていたシャンデリアや壁掛け照明器具、燭台、器の美しさに感激!
ずっと眺めていたかった〜。
鑑賞後は庭園をちょっと散策
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■ 松岡美術館 ■
「松岡コレクション 西洋絵画の中の人びと
—ジョン・エヴァレット・ミレイ、ルノワールからシャガールまで—」
ここの美術館を訪れるのは今回が2回目。
人が少なく静かなのでとっても落ち着く。大好き。
1階の常設展と
2階の併設展示「青のうつわ—東洋の染付と青磁を中心に—」を楽しんだ後、
「西洋絵画の中の人びと」の作品を鑑賞。
ポール・デルヴォーがあってめちゃ嬉しかったなあ。
「オルフェウス」(1956年)、
「夜」と「裸婦」の幻想的な世界にまたも見蕩れる。
周りに人がいないのをいいことにじっくり堪能!満足!
藤田嗣治「二人の子供と鳥籠」(1918年)や、
チャールズ・エドワード・ペルジーニ「束の間の喜び」(?年)も良かった。
美術館の正門のそばにいる石の彫刻動物くんたち。
羊なのかな?
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■ 目黒区美術館 ■
「ラファエル前派からウィリアム・モリスへ」
美術知識も鑑賞経験もまだまだ浅い私だけど、
ラファエル前派の画家たち、
ロセッティを慕って集まったウィリアム・モリス、バーン=ジョーンズなどなど…
みんな大好き! みればみるほどウットリしちゃう。
絵画だけでなく、
ステンドグラスや刺繍をほどこした大きな壁掛けなども展示されてました。
特に気に入ったのは…
●ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
「愛の杯」(1867年)、「マリゴールド」(1874年)
●エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ
「ドラゴンを退治する聖ゲオルギウス」(1868年)、
「ステンドグラス:アベル」
(バーン=ジョーンズによるデザインは1872年、制作されたのは1909年)、
「ステンドグラス:ラケル」
(バーン=ジョーンズによるデザインは1878年、制作されたのは1909年)、
●デザイン:エドワード・コリー・バーン=ジョーンズ、花・地面のデザイン:ジョン・ヘンリー・ダール「タペストリー:東方三博士の礼拝」(デザイン:1887年、制作:1900-1902年)
●デザイン:ウィリアム・モリス
「ステンドグラス:シンバルとリュートの奏者」(1875年頃)
●マリー・スパルタリ「小さな庭の、澄んだ泉の近くで」(1883年)
●イーヴリン・ド・モーガン「フローラ」(1894年)
美術館の一階では
「藤田嗣治展 人物と動物 目黒区美術館所蔵作品より」が開催されていました。
彼の画風の多彩さには毎回驚かされるなあ。
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