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ひとり美術館ハシゴ【03】 [*アート鑑賞]

3月23日(水)は、
ニューオータニ美術館ブリヂストン美術館
そして、東京国立近代美術館フィルムセンターに行ってきました。

震災後でまだ不安定な時ではあるけれど、
何か活力みたいなのをもらえたという意味で行って良かったと思います。

ニューオータニ美術館「大谷コレクション」展を観る
ぐるっとパスを利用)
 ↓
*赤坂見附から銀座線で京橋へ移動
 ↓
ブリヂストン美術館で「なぜ、これが傑作なの?」展を観る
ぐるっとパスを利用)
 ↓
*徒歩で移動
 ↓
東京国立近代美術館フィルムセンターで、
 常設展「NFCコレクションでみる日本映画の歴史」
 企画展「展示室リニューアル記念 NFC映画展覧会の15年 1995-2010」を観る
ぐるっとパスを利用)

…と、今回はこんな感じの流れで3館の展覧会を回りました。


 ニューオータニ美術館 
「大谷コレクション」

「ベルナール・ビュフェのまなざし」展が急遽延期になってしまって残念…。
でも、ビュフェの作品いくつか観れたし、他にもイイナと思う作品がありました。
私が行った時には誰もいなくて、まるで貸し切り状態。
静かな空間をひとりじめ!
ここではちょっと不思議で贅沢な時間を過ごさせてもらいました。

展示作品は計28点。
特に気に入ったのは…
ベルナール・ビュフェ「黄色と緑色の花瓶の花束」(1978年)
モイズ・キスリング「ハンモックの婦人」(1918年)

**************************************

 ブリヂストン美術館 
コレクション展示
「なぜ、これが傑作なの?」 

なぜ、これが傑作なの?チラシ.jpg

ブリヂストン美術館_01.jpg

ブリヂストン美術館_02.jpg

朝食食べずに出て来たので、
鑑賞前に併設カフェ「ジョルジェット」でちょっと休憩。
ここのカフェに入るのは今回が初めて。
サンドイッチ(人気の限定メニューらしい)も捨て難かったけど、
チーズスコーンとアッサムティーのセットを注文。
サービスのビスケット(だったかな)が嬉しい。
ここでも他にお客さんいなくて貸し切り状態。
窓際のゆったりしたスペースで静かな時間を過ごす。

カフェを出て館内へ。
こちらは平日にしては、割と人多かったかな。

メインのパブロ・ピカソ作「腕を組んですわるサルタンバンク」をはじめ、
ブリヂストン美術館を特に代表する12点に焦点をあて、
なぜ優れた作品だと考えられているのか、
なぜ多くの人に愛されてきたのかを紹介するコレクション展。

おなじみの彫刻ギャラリーに加え、
テーマは、
「古代美術」「19世紀以前の美術」「印象派とポスト印象派1・2」
「マティス」「ルオーと20世紀美術」「ピカソと20世紀美術」
「抽象絵画の展開1・2」「日本の近代洋画」
に分けられています。

作品数は150点弱。
その中から、上述の「腕を組んですわるサルタンバンク」の他、
セザンヌマネモネルノワール藤島武二小出楢重クレー
ポロックマティス岡鹿之助の作品を特に掘り下げていて、
私は、ジャクソン・ポロック「Number 2, 1951」(1951年)に
一番惹かれました。

この「Number 2, 1951」
「黒い絵画の時代」といわれる1951〜1953年の間に
制作された作品なのだそう。
抽象的ながらも不思議なインパクトに満ち溢れていました。
今後、彼の作品にも注目していきたいです。

他の作品で特に気に入ったのは…
エジプトの「セクメト神像」(紀元前14世紀)
ジャン・デュビュッフェ「暴動」(1961年)
ザオ・ウーキー「07.06.85」(1985年)
ザオ・ウーキーの青がすんごく綺麗!

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 東京国立近代美術館フィルムセンター 
「NFCコレクションでみる日本映画の歴史」(常設展)
「フィルムセンター設立40周年企画 展示室リニューアル記念
NFC映画展覧会の15年 1995-2010」(企画展)

東京国立近代美術館フィルムセンターパンフ.jpg

ブリヂストン美術館を出た後、
まだ時間があり、せっかく京橋まで来たんだしということで
急遽ここのフィルムセンターへも足を伸ばしてみることにしました。

フィルムセンター、初めて行ったけど大収穫!
見応えバツグンで本当に楽しかった!!

今回、特に印象的だったもの。
衣笠貞之助監督作品「狂った一頁」(1926年)のフィルム上映
 シナリオには川端康成が参加していたそうです。

俳優・坂東妻三郎と女優・田中絹代の写真

松本俊夫監督「ドグラ・マグラ」(1988年)のシナリオ

寺山修司監督「トマトケチャップ皇帝」(1971年)のプレスシート
「大人狩り」っていう作品を映像化した、初めての16ミリビデオ作品。

昔のアニメーション資料も興味深かった

年代ものの撮影機や映写機をじっくり間近で見れたのも貴重

その他ポスターブロマイドチラシetc…どれもカッコいい!!

無声時代ソビエト映画ポスター
数々の前衛的なグラフィックデザイン。何度見ても飽きないなあ。

フランス映画のポスターも展示
ジャン・コクトー監督「オルフェ」
ジャン=リュック・ゴダール監督「女は女である」などの
大型ポスターを見られたのも嬉しかった。
映画そのものは未見なのだけど、どちらもいつか絶対観たい作品。

節電中ということもあって、この日は17時閉館。
最後の方は時間足りなくて駆け足鑑賞になっちゃった…。
あ〜、時間があればもっとじっくり観たかったよう。
ここへはまたいつか絶対来ようっと。

帰りがけに7階展示室ロビーに展示されていた
『七人の侍』の旗のレプリカを記念にパチリ。

東京国立近代美術館フィルムセンター_01.jpg

東京国立近代美術館フィルムセンター_02.jpg

あ!あとここのロビーで
ヤン・シュヴァンクマイエルマックス・エルンスト上原木呂展の
チラシを発見!!
会期は9月から。ああ、これは絶対行きたいなあ〜。
今からすっっっごく楽しみ!!

▼The Artcomplex Center of Tokyo
 「魔術★錬金術」展

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