「グランヴィル 19世紀フランス幻想版画」展 [*アート鑑賞]
3月24日(木)、練馬区立美術館で開催されていた
「鹿島茂コレクション 1 グランヴィル 19世紀フランス幻想版画」展に
行って来ました。
古書愛好家でもあるフランス文学者、鹿島茂氏の膨大なコレクションの中から
19世紀フランスを代表する版画家、J.J.グランヴィルの作品に絞って
紹介されている今回の企画展。
これまで19世紀フランスの版画を取り上げた展覧会は数多く開催されてきたものの、
グランヴィルの個展は本邦初とのこと。
鹿島氏は「グランヴィル狂」を自認するほどグランヴィルに傾倒しているそうで、
そのコレクションの充実度はさすがに圧倒的でした。
政治風刺の世界、
そして、独自の発想と感性から生まれ、生命・人格を与えられた
動植物・宇宙・無生物たちによる幻想の世界。
初期は全体的にマイルド(時々ブラック)、
後期から晩年と時が移るにつれ、毒っ気が増していく…
そんなイメージの作品展でした。
私はやっぱり後期〜晩年の作品の方が好みかな。
色使いも後年に移るにつれて
トーンが落ちていってるような気がします。なんとなく。
色の雰囲気も後期の方が私はいいなと思いました。
あくまで個人的な感想ですヨ。
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