「名探偵登場 1」 [*読書ノート(海外)]
イマジカBSのプレゼント企画で当たったポケミス限定復刻版を読了。
エドガー・アラン・ポー、コナン・ドイルらによる、名探偵もの古典短編小説集。
よく考えたら、推理小説って、小〜中学生の時に学校の図書室で読んで以来かも?
なので、読んでる間、なんだか新鮮だった。
収録作品は、
●「探偵小説の濫觴」〈ダニエル、ヘラクレス〉
※濫觴(らんしょう):物事の起こり。始まり。起源。
●エドガー・アラン・ポー「モルグ街の殺人」〈デュパン〉
●コナン・ドイル「まだらの紐(バンド)」〈ホームズ〉
●ニコラス・カーター「ディキンスン夫人の秘密」〈ニック・カーター〉
●アーサー・モリスン「レントン館盗難事件」〈ヒューイット〉
●M・P・シール「S・S」〈プリンス・ザレスキー〉
●バロネス・オルツイ「ダブリン事件」〈隅の老人〉
●ジャック・フットレル「失くなったネックレース」〈思考機械(シンキング・マシン)〉
●ロバート・バー「遺産の隠し場」〈ヴァルモン〉
●オースティン・フリーマン「文字合わせ錠」〈ソーンダイク博士〉
中でも印象に残ったのは、M・P・シール「S・S」。
文章は一番読みづらく難解だったものの(謎解きのくだりは、正直イマイチ理解できてない…笑)、
他の話とは一線を画する、異色な雰囲気に満ちてるもんで。
119年も前(1895年)の小説だけど、某宗教団体の「地○○サ○○事件」に通じる恐怖を感じた。
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