ひとり美術館ハシゴ【31】 [*アート鑑賞]
5月9日(木)は、森美術館、森アーツセンターギャラリーに行って来ました。
●森美術館で「LoVE展」を観る
(ぐるっとパスを利用)
↓
*一旦外へ出て、近場のカフェで休憩。
↓
●森アーツセンターギャラリーで「ミュシャ展」を観る
(ミューぽん割引を利用)
…と、今回はこんな感じの流れで2館を回りました。
■ 森美術館 ■
「六本木ヒルズ・森美術館10周年記念展
LoVE展:アートにみる愛のかたち
シャガールから草間彌生、初音ミクまで」
実は最初、あんまりちゃんと注目してなかったんだけど…
なんとなく公式サイトで出展作家のリストを見てみたら、
なな、なんと!マグリットの「恋人たち」があるぅぅぅぅぅぅぅ!!!
俄然テンション上がっちゃってコレは絶対行かねばと思いました。
「《恋人たち》を直に観たいがためだけに行った」といっても過言ではないけど、
他にもキリコ、ミレイ、ダリ、シャガール、杉本博司の名が並んでたので更にワクワク♪
この企画展のイチバンはやっぱりルネ・マグリットの「恋人たち」(1928年)かな。
ジョルジョ・デ・キリコは公式サイトには作品名まで載ってなかったので
直に観るまでのお楽しみ…って感じだったんだけど、
こちらは「ヘクトールとアンドロマケーの別れ」(1918年)、
「ヘクトールとアンドロマケー」(c.1930年)、「画家の家族」(1926年)
でした!
ヘクトールとアンドロマケーの絵も本の中の写真でしかみたことなかったから、
「恋人たち」と同じくらいに嬉しい体験だったなあ。
他にもお目当てアーティストだった、
ジョン・エヴァレット・ミレイの「声を聞かせて!」(1895年)、
サルヴァドール・ダリの「ポルト・リガトの聖母」(1950年)、
マルク・シャガールの「ヴィテブスクの冬の夜」(1947年)・
「町の上で、ヴィテブスク」(1915年)も素晴らしい。
荒木経惟「センチメンタルな旅」(ゼラチン・シルバー・プリント/1971年)の
昭和な郷愁エロティック好きだ。
それと、18禁コーナー!?と称して小さな別室に展示されていた
鈴木春信・喜多川歌麿・葛飾北斎らの春画も興味深かった。
草間彌生「愛が呼んでいる」(2013年)と津村耕佑の作品ギャラリーコーナーのみ
写真撮影OKとのことで記念にパチリ。
LoVE展の最後を飾るのは初音ミクのインスタレーション。
ミクも出るのは知ってたけど最後とは思わなかったので
ちょっと意表をつかれた感じで面白かった。
この企画展、出展リスト的なものは貰えず、
会場内でとったメモもどっかで紛失(泣)してしまい…。
悩んだけど帰りがけに結局図録買っちゃいました!
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■ 森アーツセンターギャラリー ■
「ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展
パリの夢 モラヴィアの祈り」
こちらも絶対に観ておきたかった企画展。
ものすごい混雑を予想しつつ気合い!?入れて会場へ。
…でも、平日夕方に行ったのが良かったのか
思ってたほど混んでなくてちょっと拍子抜け^^;(でもゆっくり鑑賞できて嬉しい!)
ミュシャ作品というと、女性や花などの華美なイメージが強いけど、
後期では戦争などの重く複雑なテーマにも取り組んでいて、
改めて、彼のもつ幅広く豊かな多面性とそこから生み出される作品の素晴らしさを確認。
ああもう最高に素敵で素晴らしい展覧会!
心ゆくまで魅了させてもらいました。
帰りがけにミュージアムショップへ。
図録の購入も行列覚悟してたんだけど、
こちらも比較的空いてたおかげであっさり買えました。
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