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スコット・スミス「シンプル・プラン」 [*読書ノート(海外)]


シンプル・プラン (扶桑社ミステリー)

シンプル・プラン (扶桑社ミステリー)

  • 作者: スコット・B. スミス
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 1994/02
  • メディア: 文庫

 
ある雪の日の夕方、
借金を苦にして自殺した両親の墓参りに向かうため、
ハンク・ミッチェルその友人とともに町はずれの道を車で走っていた。
途中ひょんなことから、彼らは小型飛行機の残骸とパイロットの死体に出くわす。
そこには、440万ドルの現金が詰まった袋が隠されていた。
何も危険がなく誰にも害が及ばないことを自らに納得させ、
3人はその金を保管し、いずれ自分たちで分けるためのごくシンプルな計画をたてた。
だがその時から、ハンクの悪夢ははじまっていたのだった。
【扶桑社ミステリー『シンプル・プラン』裏表紙の紹介文より抜粋】

ハンクは良くも悪くも真面目だけれど、どうやら要領が悪いタイプ。
妻のサラは一見、賢く頼り甲斐あるようにみえて実は思い込みが激しく独り善がり。
余計な知恵ばかりが回ってわざわざ事を難しくしてるよなあ。

最初のうちはルージェイコブの自己中さと頭の悪さにムカついてたけど、
読み終わってみると、サラが最もタチが悪く狂った人間に思えてくる。
そして、ジェイコブにちょっと同情する。

この話、〈たった一枚の100ドル札〉が後々効いてくるね。上手い。

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