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「フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展」 [*アート鑑賞]

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6月2日(火)は、夫と一緒に東京都庭園美術館で開催中の
『フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵 マスク展』に行って来ました。

2006年にパリ、セーヌ河岸にオープンしたフランス国立ケ・ブランリ美術館
建築家ジャン・ヌーヴェルによる設計でも世界の注目を集め、
パリの新たな名所として親しまれています。
本展覧会は、
アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカから集められた
マスク(仮面)をテーマに開催される、
日本国内における同館初の大規模なコレクション展です。

仮面を身に着けることによって、
人々は自然と向き合い、神や精霊といった目には見えない存在と通じ、
物語を演じる表現者となりました。
仮面は、肉体と意思をもつ人間と、それを取り巻く世界の境界に位置します。
人は動物や精霊や神々、そして物語の登場人物を模(かたど)った仮面を纏い、
時に音楽やリズムとともに踊り、舞い、それと一体化することによって、
我と仮面(=他者)という両者の力を併せ持つ存在(‘ハイブリッド’)となって、
未知なる時空の扉を開こうとしたのです。
 
それぞれの土地の特質や文化を背景に、人々の様々な願いが反映された仮面たちは、
溢れる想像力に満ちたユニークなかたちや素材、スケール感によって生み出されています。
 
本展は、〈今〉に伝えられるマスクの生き生きとした魅力を展覧し、
その表現の本質に迫ろうとするものです。
『マスク展』チラシの紹介テキストより抜粋)
※ハイブリッド:ラテン語の〈hybrida〉から派生した英語の〈hybrid〉
17世紀初頭に現れ、
「異種のもの、2つの異なる要素を組み合わせたもの、掛け合わせたもの」
意味に用いられる。
近年では機械やテクノロジー等の分野で頻繁に転用されているが、
元来は魂を宿す生物を表わす言葉や概念であった。】

20世紀初頭、フランスから世界に波及したアール・デコは、
アフリカやアジアといった異国の文化から多くのインスピレーションを享受し、
彫刻、家具、テキスタイルや他の芸術形態にもそれらの影響が反映。
また、アフリカやオセアニア、南北アメリカの仮面や神像も、
パリの芸術家たちに新鮮な驚きを与えたそうです。

アール・デコ様式のお部屋の中でみる「仮面」
普段の生活とはかけ離れた特殊な空間に居るからか、
不思議なテンションが込み上がってくる。

アフリカの「仮面」は、
呪術的おどろおどろしさを漂わせながらも造形センスがカッコいい。
 
アメリカの「仮面」は、
どことなくポップでコミカルな印象。
 
オセアニアの「仮面」は、
土の匂いと感触を思い起こさせ、この中では最も抽象的なイメージが強かった。
 
アジアの「仮面」は、
可愛いらしさを感じる(日本の能面・狂言面は怖かったけど(^^; )。

「仮面」は全てガラスケース入り展示だけれど、360度どこからでも見れるので、
裏側に回って、マスクの目の部分の穴から向こう側を覗くこともできる。

新館のミュージアム・ショップでは、マッチ箱入りシール「マステッカー」を購入。
マッチ箱の中にマスク(仮面)をかたどったシールが入ってる。
 
マスク展マステッカー.jpg 

▼図録(夫が購入)
マスク展図録.jpg

前回ここに来た時、庭園への立ち入りは禁止だったけど、
4月25日から一部だけ公開されているそうで、散策を兼ねてぐるりと回る。
 
東京都庭園美術館_03.jpg
 
東京都庭園美術館_04.jpg 

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