「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」 [*アート鑑賞]
4月18日(木)は、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の
「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」に行って来ました。
2013年・絶対押さえときたい企画展のひとつだったにもかかわらず
なんやかんやでズルズルと行くのが先延ばしに;
でも、何とか会期中に間に合って良かったわ〜。
…って、毎回同じようなこと言ってるような気がする(笑
ルーベンスと聞くと真っ先に思い浮かぶのは、
アニメの「フランダースの犬」のネロだなあ。
子供の頃、ネロのあの最後にワンワン泣きまくって
めちゃくちゃ感情移入してたというのもあって、
そのネロが憧れたルーベンスの絵を生で鑑賞できたというのは、
本当に感慨深いものがありました。
17世紀バロック時代のヨーロッパに名声をとどろかせた画家
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)。
8年間のイタリア滞在を終えてアントワープに帰郷したルーベンスは、
大規模な工房を組織して、数々の傑作を生み出しました。
本展では、彼のイタリア時代の作品を紹介するとともに、
アントワープ工房の活動に焦点を当てて、彼自身の手になる卓越した作品を軸に、
工房作品、専門画家たちとの共同制作作品、彼が直接指導して制作させた版画を展示します。
また、彼の工房で活動した画家たちの、独立した画家としての作品を紹介し、
アントワープ画派の豊かな芸術的展開を探ります。
(「ルーベンス」チラシの紹介テキストより抜粋)
超売れっ子画家となったルーベンスが大量の注文をこなすために、
どのように工房を運営していたかについての解説もあって興味深かったです。
いろいろな角度の顔を描きためて助手の手本にしたり、
売れそうな絵はレプリカを作ってストックしたり。
それと、画の注文主もルーベンスが1人で全てを描くわけではないことを了承したうえで
『人物像はルーベンス自身が描くこと』という契約がなされていたケースもあったとか。
中でも特に気に入った作品は…
●「ロムルスとレムスの発見」(1612-1613年頃)
上でアップしているチラシ1枚目の方にある絵ね。日本初公開だそうです。
同じく日本では初公開となる●「復活のキリスト」(1616年頃)、
●「ヘクトルを打ち倒すアキレス」(1630-1635年頃)も素晴らしかった。
また、ルーベンスの工房で活動していたアブラハム・ファン・ディーペンベークによる
●「聖ボナヴェントゥーラの法悦」(制作年不明?)では、
瞑想の中で法悦状態にあったボナヴェントゥーラが空中に浮遊している様子が描かれていて、
一瞬そのコミカルな構図に吹いてしまったじゃないか(笑)。
でもなかなかチャーミングでしたよ。
専門画家とのコラボ作品の中では、
●ヤン・ウィルデンス「踊る牧人たちのいる風景」、
●ヤン・ウィルデンスとフランス・ワウテルス「牧人のいる風景」(2点ともに制作年不明?)
も良かったです。
▼東急本店の外側ショーウインドウにあったディスプレイ。
実はここをチェックするのもちょっとした楽しみのひとつ。
窓にドンキが映り込んでるのは…まあご愛嬌ということで(笑)
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あ、そうそう。
「ルーベンス」展に行く前に松濤の「ガレットリア」でランチしたんだけど、
雰囲気もメニューも素敵なお店なのと、
店員さんにメニューのデジカメ撮影許可いただいたのでここに載せておきます。
この日はコースメニュー(2000円)を注文してみました。
美味しかった〜♪
▼ハム・卵・チーズのそば粉のガレット。
サラダ&シードル(林檎の発泡酒)と一緒に
▼デザートクレープの塩バターキャラメル
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「ルーベンス」展鑑賞後は、ずっと前から気になってた「カフェ マメヒコ」で休憩。
この日は結構暑くて喉乾いてたのでアイス珈琲をいただきました。
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