「ウフィツィ美術館 自画像コレクション」展 [*アート鑑賞]
10月21日(木)、新宿・損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の『ウフィツィ美術館 自画像コレクション―巨匠たちの「秘めた素顔」1664-2010』展に行ってきました。
前回アップした「バウハウス・テイスト バウハウス・キッチン」展の後に行ったので、会場に着いたのは15時半過ぎ。
こちらの会場では「ぐるっとパス」の利用が可能。観覧料1,000円のところ800円で鑑賞することができました。ありがたいっす。
「ルネサンスを生んだ花の都フィレンツェから、その核心をなすウフィツィ美術館の心臓部ともいうべき「自画像コレクション」を日本で初めて紹介する」…という趣旨の展覧会。
「ヴァティカンのサン・ピエトロ広場を設計したベルニーニ、マリー・アントワネットの肖像画家ル・ブラン、輝くような美女を描いたアングルからシャガールや未来派まで、近代ヨーロッパ最古の美術館ならではの伝統と革新性をあわせもつラインナップで約60名の素顔を一同に展示。華やかな活躍のかげに秘められた芸術家たちの思いにふれてみませんか」…というパンフレットの紹介文にあるように、様々な画家たちの自画像にスポットが当てられています。
中でも気に入ったのは…
●ニコラ・ファン・ハウブラーケン「花輪のなかの自画像(?)」(1720年頃)
花輪の中からひょっこり顔を覗かせるという遊び心(?)と
色使いの綺麗さに惹かれます。
それと、今回の展覧会パンフのメイン絵画としても登場している、
●マリー=ルイーズ=エリザベート・ヴィジェ=ル・ブラン
「マリー・アントワネットの肖像を描くヴィジェ=ル・ブラン」(1790年)
透き通っている感じのタッチが素敵だなあ。
●ローザ・ボヌール(?)「自画像(?)」(1860-1865年)
凛とした表情の女性が肩越しに振り返っている。気品を感じます。
他にも、モーリス・ドニ(6月に行ったBunkamura「語りかける風景」展でみた「内なる光」が気に入ってた)、ジョルジョ・デ・キリコ(好き!)などの自画像がありました。
最後にこの会場の収蔵品である
東郷青児、モーゼス、セザンヌ、ゴッホ(ひまわり)、ゴーギャンの作品を鑑賞。
東郷青児の「望郷」(1959年)とモーゼスの「丘の秋」(1954年)がいいなあ。
自画像だけにテーマを絞った展覧会というのも面白いですね。
なかなか見応えありました。
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